忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「おかあしゃんロボとの対決」

2008年05月15日 | 過去記事

■2008/05/14 (水) ガチコメ的「おかあしゃんロボとの対決」1

帰宅して、、、、録画してもらっていた「上方漫才まつり」を見ようとリビングに行くと、めずらしく「読んだ形跡のある」少し前の産経新聞がテーブルの上にのっていた。

カロリーオフの発泡酒を開け、毛唐のように飲み干して缶を握りつぶしながら聞く。

『なんか、面白いこと書いてたか?』

5月11日付の産経抄なんか面白かったしな。
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080511/acd0805110202001-n1.htm

チベットの寺院を破壊しまくった胡錦濤が、法隆寺で聖徳太子を語るなど、ちゃんちゃらおかしくてへそでウーロン茶を沸かして捨てた。妻も倅も笑って読んだのだろう。なるほどなるほど。

『そもそも、聖徳太子の17条憲法というんはなぁ~~・・・それより、このオール巨人・阪神のオチはすごいぞ?だって、この時期のTBSで、“そら北京オリンピックですから、偽造ですがな!”って、終わったぞ?師匠は怖いものがないのか?おとしゃんはびっくりしたぞ!!』

妻:「おとしゃん!!コレコレ!!」

む?

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080511/trd0805110826001-n1.htm
<【すごいぞ日本】ファイルIII 心やさし>

・ ・・・・?

こ、コレを読んでたの・・・?

<ロボットスーツ「HAL」(Hybrid Assistive Limbの略)。人が身につけ、運動を補助したり、身体機能を増幅したりすることが可能になる。筑波大学大学院の山海嘉之教授(49)が開発した装着型ロボットだ。>

ろぼっと・・・?

妻:「コレ欲しい!!」

な、なにに使うんだ・・・?

妻:「力持ちになるロボット!!」

ど、どういうときに・・・?

妻:「おとしゃんを倒す!!」

・・・・・。

私が何をしたというのか。

なぜに、倒されねばならんのか。

「2」へ

■2008/05/14 (水) ガチコメ的「おかあしゃんロボとの対決」2

家族のために真面目に働くおとしゃんを、なぜに「ロボットの性能」を発揮するために倒すのか。というか、おとしゃんは、何も悪いことしてないぢゃないか。

<人間が筋肉を動かそうとすると、脳から伝わる神経信号により皮膚の表面にわずかな電位差が生じる。この信号を高感度センサーで読み取り、モーターを駆動させることで、HALを装着した人の力は何倍にもパワーアップする。>

ヒンズースクワットするのが馬鹿みたいだな(笑)。

というかもう、SF映画である。

で、これに銃器が装備されて軍事用にされる日も近いかもしれん。となれば、小柄な体躯の倅なんぞは操縦するかもしれんな。

ならば、私は酸素欠乏症を患って、「ええい!ザクはいい!ザクは!HALを映せ!」とコロニー(サイド7)で叫んでいるかもしれんという今日この頃、昼間、呑気にビールなんぞを飲みながら録画を見ていると、チャイムが鳴ったので「はぁい!どちら様でしょうか?」とインターフォンに出たら、すごいドスの利いたオサーンの声で「ご主人?」と聞かれ、思わず「は?」と答えてしまうと、すかさず「ご主人なん?」と、タメ口でもう一度聞かれたので、深呼吸をしてから「だから、こっちが聞いとるやろ?どこのだれか言えや?」とクールにお答えすると、少し間を開けて「・・・朝日新聞のもんですけど・・・お父さんか、お母さんおる?」とトーンが変わるオサーンに妙に納得した「声が若い」久代千代太郎です。どもども。

『世帯主は私ですし、我が家は産経新聞と京都新聞を購読しておりますが、ご用件は?』

「朝日もどうですか?」

『絶対にいりません。』

「産経新聞って・・・どこから・・・?」

『答える必要はありません。』

「・・・ちょっと、考えてもらえませんでしょうかね・・?」

『ちょっと、いいですか?今から私が言うことを、しっかりと聞いてもらえますか?』

「・・・・・は、はぁ・・・」

『我が家は朝日新聞を購読しません。お引取りください。以上です。・・・・聞こえましたか?』

「・・・・・は、はぁ・・・じゃ、じゃあ、ま、また、なにか御用がありましたら・・」

『ありません。さようなら。』

「・・・・・。」

卑怯千万。無礼千万。

なんという傲慢な販売員か。読む前に腐臭がする新聞。それが朝日新聞。

-

・・・・・?

ええと、ロボットの話だったな。

「3」へ

■2008/05/14 (水) ガチコメ的「おかあしゃんロボとの対決」3

http://sankei.jp.msn.com/world/china/080514/chn0805141027006-n1.htm
<「時間との闘い」 なぜ空軍活用せぬと不満の声 四川大地震>

まあ、その「怪力ロボット」が活用されるとき、このような事態にこそ、その実力は発揮されることだろう。「手動」で瓦礫を押しのけ、火災の中に飛び込んで人命を救う。これぞまさに人類の叡智というべき活躍も夢ではなくなってきた。

しかしそれも、やはり、「使う側」次第ではある。

<【都江堰市(中国四川省)=野口東秀】大地震が発生して3日目の14日、被害の大きい綿陽市では、余震を恐れて路上で寝泊まりする市民は疲労困憊する一方、家族の安否がとれない家族らは目を真っ赤にはらし、「軍は何とか空から素早く救助をして欲しい。陸地から入るには時間がかかりすぎる」と不満の声も漏れ始めている。2万、3万人ともいわれる生き埋めになった人たちの救助が進まない場合やそれ以降の復旧作業の遅れは、政権の求心力と北京五輪の成功にマイナス要因となる可能性が大きい。>

ちゃんとした文章というモノは恐ろしい。深読みしたり、裏読みすることで真実が読み取れるときがある。書き手が意図して盛り込むときもあるし、感情が先走って筆が滑り、うっかりと真意を曝け出してしまう場合がある。つまり、上記の記事、こうとも読める。

支那共産党人民解放軍には「悪天候でも飛べる」ヘリコプターがない。陸路では途方もない時間がかかるし、現在、生き埋めとなっている人民は絶望的となる。その際、現政権に対する人民のフラストレーションは一気に頂点に達する。おまけに聖火リレーも走り続けるという五輪もどうなるかわからないという「マイナス」がある。

そして、万が一、支那政権が「他国からの救助・援助を断り続けている」と人民に知れたら、恐るべき爆発力をもった混乱が生じる可能性は少なくない。しかし、それでも、支那共産党は頑なに人的支援を拒む。

その理由とは・・・「そのほうがマイナスだから」・・・いや、もっと最悪なことも推知できる。それはつまり、「政権にとってのプラスがある」のではないのか?

想像するのも恐ろしいが、「何かが起っている」のではないか。

「4」へ

■2008/05/14 (水) ガチコメ的「おかあしゃんロボとの対決」4

震源地付近はチベット人が多く住む地域である。幾度となく騒乱が起っている場所である。朝日は阿呆みたいに「インフラが壊滅した、ライフラインの復旧が・・」と涙目で被害を訴えているところ申し訳ないのだが、その辺りの電化率は元々30%ほどらしい。で、そのほとんどを使っているのは漢民族であると容易に想像できるだろう。

「3億人は安全な水を飲めない」といわれている支那大陸の更に悪辣な環境といえばどの程度なのか。「雨漏り」が直せないのに、なんで耐震建築なのか。それに、だ。私が最も「不幸中の幸い」であり、と同時に「なんとも恐ろしい」と感じたのは、コレだけの巨大地震でありながら「火災の被害」が報道されんことだ。

1923年の「関東大震災」でも丸二日間、燃え続けた。朝日新聞が涙目で語る「インフラ崩壊」があるとするなら、この現代の震災という不幸において「火災」という二次災害はどうなっているのか報道せよ。

地震で怖いのは建築物が倒壊する「生き埋め」だけではない。その際に起る津波であり火災であるのだ。ガスもない。土の壁も石の壁も燃えない。火災すら起らない。その代わり、いとも簡単に崩れ去るような建築物ばかりだったわけだ。つまり、この地域の人々が「どのような生活基準」であったのかがわかるのだ。不幸中の幸いの中の不幸である。

「5」へ

■2008/05/14 (水) ガチコメ的「おかあしゃんロボとの対決」5

日本の江戸時代以下の生活を押し付け、蜂起すれば武力で弾圧されるチベットの人々を多く含む地域では、今、何が起っているのか。日本のレスキュー隊や消防隊員に「来なくていい」という被災地では、何が行われているのか。不幸にして降りかかった『天災』は、知らず知らずのうちに『人災』となってはいないか?

http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080514/dst0805140923003-n1.htm
<消防隊員の派遣中止 中国から要請なく 四川大地震>

「見られたくないし、(人民に)接触して欲しくない」

支那共産党の一党独裁政権が、多くの人民にどれほどの苦難を与えているのか。そして、それは、どれほどの不幸なのか。我々の想像を絶することが起っているのではないか。

支那における暴動は、何もなくとも年間8万件を超えるとされている。この立て続けに曝け出される支那共産党の非道をして、この2008年・・・・極限状態の更に先にあるものとは・・・と、とりあえず、飲み水と食料の確保はできているか、再度、確認しておこう。

で、これも、と、とりあえず、貼っておく。
http://www.asahi.com/international/update/0514/TKY200805140108.html
<震源地に救援部隊到着、500人死亡確認 四川大地震>

記事はどうでもいい。

写真を見て欲しい。

キャンプションはこう書いてある。

<四川省北川で13日、倒壊した中学校のがれきにはさまれ、救出されるのを待つ生徒(新華社)=AP>

もう、言葉もない。


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