やはり緊急措置としての「赤ちゃんポスト」の全国規模での設置を急がねばなるまい。
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070517/jkn070517000.htm
<山林に1歳男児遺体、両親逮捕 「バイク荷物入れで死亡」>
考えられん。
不謹慎かもしれんが、ペットを飼っている人は想像してみてほしい。
これと同じことを犬猫であってもできるだろうか?
あんな狭いバイクのシートの裏に「生き物」を入れて、買い物やパチンコに興じるなど正気の沙汰ではない。もはや「人間として壊れている」としか言いようがない。
しかも、人間の子供、それも「我が子」である。
<供述によると、両容疑者は1月31日ごろ、バイクの座席下の荷物入れに優ちゃんを入れ、美香容疑者は買い物に、元貴容疑者はパチンコ店に出掛けた。元貴容疑者がパチンコから戻ると優ちゃんは死んでおり、量販店でポリ袋を購入後、能勢町の山林に遺棄したという。捜索願から両容疑者が浮上、DNA鑑定で優ちゃんと女のDNA型が一致した。両容疑者は犯行後に再婚していた。>
道徳や倫理、責任や理念どころか、一般常識や社会良識という言葉すらが虚しくなる若者たちが多すぎる。
周囲を見渡しても、たまたま子供がいなかったり、親が若かったりするだけで、本質的にはあまり変わらない若者がいる。それも、うちの倅くらいの年齢ではなく、もう立派な成人であっても、そこに大きな差異はない。
「2」へ
■2007/05/17 (木) 壊れる日本。壊れる日本。「2」
劣等感や屈辱、逆境や抵抗から遠ざけ、薄っぺらな自尊心だけを膨張させた左派の骨抜き教育の効果は侮れない。
「無能力なサイボーグ」と化した若者は、自分の存在意義を考えることすらせず、人生とは何かという問いにも逃げ続け、厳然と目の前にある現実にぶち当たり、いとも簡単に立ち崩れる。
解決もできない、破壊して突き進むことなどできはしない、自分で乗り越えることなど何もない。
嫌なことからは逃げ出せると思っている。
それは就職や結婚に留まらない。
大言壮語を吐いて入社して1年も持たず弱音を吐く。
一生幸せにするといって1年もせず家庭は崩壊する。
しかしながら、少し前までは、これらの嘆かわしい「若き日の失態」について、それらを吹き飛ばし、見違えるように成長する絶対的説得力をもつ人生の「兆し」があった。
それは
「子供を授かる」
ということに尽きたのである。
フラフラしていた若者が「大人にならざるを得ない」条件として、「子供を授かる」ということは絶大な信頼があった。あいつはもう大丈夫だ、という根拠になった。
タラタラしていた若者も「もう、親ですから・・」と覚悟を決めた。少なくとも、それまでの遅れを取り戻そうと、どうにかマトモな人間になろうとした。
「3」へ
■2007/05/17 (木) 壊れる日本。壊れる日本。「3」
しかし恐ろしいことに、現在の若者は「それすらからも逃げる」のである。いや「若者」だけではない。「普通に生きる」ということを見下す全ての中途半端者にその傾向はある。
それは教育からして「逃げ道はある」と教え込んだ結果であり、またその親も、自覚なき自己満足から甘やかし、自分で掴まないといけないものまで買い与えるという愚の集積である。
まだまだ、もうしばらくはこんな「考えられないこと」は起こるだろう。
巣に餌を運ぶ親の翼が折れ地面に落ちたとき、でかい体で巣に戻って口をパクパクさせても餌が入らないとき、その「ヒナのままの成鳥」が飢えて死ぬか、怠ってきた飛び方を慌てふためいて真似て、やはり、地面に落ちるか木にぶつかるか、もしくは、その他の捕食者に出会うまで続くのだろう。
そして「赤ちゃんポスト」とは、その「ヒナのまま成鳥した」餌も取れないダメな鳥が、狭いテリトリーでつくったヒナを救うのみの装置である。次の世代はちゃんと飛べるようにする緊急の補助装置のことである。
「4」へ
■2007/05/17 (木) 壊れる日本。壊れる日本。「4」
くだらんことに金を使ってないで、補助金をちゃんとしてしっかりと面倒を見てやれ。その子らの育ての親は「日本国」だ。そして我々は、その子らがそのことに胸を張って生きられるように、この国を諦めずに立ち直さねばならん。全うに生き、全うなことが話せねばならん。普通の国にせねばならん。
そのためにも「こういう事件」は無視できん。
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070516/jkn070516013.htm
<女性客に睡眠薬飲ませ拉致、乱暴 ステーキ店店長ら逮捕>
昨日、ハゲリーさんは早速にも取り上げておられたが、マスコミはスルーを決め込むのだろう。眠いのに早起きして各社の報道を確認したが、やはり、どこも取り上げていなかった。昨日、テレビではNHKと朝日以外は少しだけ触れていたが、まるで「睡眠薬を飲ませて金を盗っただけ。」という事件にも感じた。昼からの番組は見ていないのでなんともいえんが、おそらくは突っ込んだ扱いは期待できそうもない。
会津若松の猟奇的な事件があったとはいえ、個人的にはそれよりも重大な事件であると私は思う。
事件の詳細は記事を読んでもらえればわかるが、問題はその背景、というかその安易さの理由であろう。
「5」へ
■2007/05/17 (木) 壊れる日本。壊れる日本。「5」
考えてみてもらいたい。
かりそめでも嫌だが、仮に私がレイプ犯だとする。
二つの事例を読んで欲しい。あくまでも仮にだ。
A:今月16日、大阪城公園で若い女性が強姦されるという事件があった。被害者は犯人が目を離した隙に全裸で逃走し、近くの民家に助けを求めた。犯人は複数犯であり、主犯は「パチンコ店勤務・店長・ガチコメ容疑者(35)」と同店勤務の「工作員2号容疑者(33)」。犯人らは狙いを定めて犯行に及んでおり、スタンガンや睡眠薬なども所持していることから、大阪府警は計画的犯行ではないかと調べを進めている。また、被害者のバックから現金5万5千円を奪っていたことからも、強盗の容疑も合わせ追及している。更に大阪府警は余罪があるとの見方で厳しく捜査する方針。共犯と見られる2名の足取りも追っている。
B:今月9日、パチンコ店で遊技中「コンピューターに異常数値が出た」とし、ひとりで遊技していた女性を事務所内に連れ込み、複数人で強姦するという事件があった。犯人は同店店長のガチコメ容疑者(35)と、その社員工作員2号(33)のふたり。残りの2、3名は現在のところ不明。ガチコメらは、閉店間際まで遊技していた女性に目をつけ、事務所内にある防犯用のカメラで品定めをし、なんらかの理由をつけ事務所に連れ込んだという。女性が拒否すると「賠償請求する」「警察に訴える。警察はこちらの味方だから、必ず拘置されることになる。」などと脅し、確認が済んだらすぐに開放するとだまし犯行に及んだ。事務所内では「騒いだら殺す」とスタンガンを見せて脅し、更には睡眠薬も飲ませていたことがわかった。女性は全裸で倉庫内に監禁されていたが、隙を見て逃走。近くの住民に助けを求めた。現金は5万5千円奪われたという。ガチコメらは容疑を認めている。
これ・・同じだろうか・・・?
「6」へ
■2007/05/17 (木) 壊れる日本。壊れる日本。「6」
「A」は単なる強姦事件であり、その犯人がたまたまパチンコ屋だったということである。仮にその「大阪城付近」を狩場にしていたとしても、その被害者からは、犯人である私がパチンコ屋だということはわからんだろう。覆面もしているかもしれない。つまりは「レイプ目的」で潜んでいて、犯行に及び、ついでに現金も奪ったという事件である。
しかし、「B」は全然違う。まず、絶対的に職場がばれている。覆面はしていないだろうし、名札もしていたかも知れんし、何らかの原因で名前もわかるだろう。逃げ出せたならば、犯人を特定することは安易過ぎるはずである。それに目撃者も否定できない。声をかけるところなどは映像にも残るだろう。それだけのリスクを承知で事務所に連れ込んだとなると、私がその監禁後において被害者をどうするつもりだったのかは容易に想像できる。確実に殺すか絶対にばれないと自信のあるルートで売り飛ばすだろう。つまり、その被害者が無事に済むはずがないのである。
繰り返すが、これは重大事件である。
マスコミは「女性の深夜の独り歩き」どころか「ひとりで外食する際」にも注意するよう呼びかけねばなるまい。実際、計画的に堂々と犯行が行われた事実があるのだ。更に言えば、普通に考えても常習化、あるいは組織化した危険な臭いがする事件である。こんな事件こそ、マスコミは腕まくりして正義感を持って解明せねばならぬのではないのか?
心斎橋という場所柄からも「人がひとり消えた」ということは目立ちにくい。ある意味、盲点とも言える。その気になれば、あくまでも自然に連れ込める。そう、かの国のようにである。考えるだけでも薄ら寒いが、行方不明者をチェックすべきであろう。
私の妄想であると祈りたい。
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