忘憂之物

ガチコメ的「テレビの見方」

■2008/02/20 (水) ガチコメ的「テレビの見方」1

ホントはどうでもいいのだが(笑―――――――
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000105-sph-spo
<興毅3・22再起戦一時白紙…大毅不適切発言で協栄・金平会長示唆>

まあ、マスコミの亀田叩き、はじまるよ!と、誰もがそう思っていたわけではある。記憶に新しいというか、それ以後の試合がなかった亀田2号と内藤選手のタイトルマッチの後、私はめずらしくも「2本立て」で、この日記にも書いている。

http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=522442&log=20071012
<亀田伝説・・・夢の終わり~~さようなら亀田~~・亀田伝説・・・夢の終わり~~終章~~>

マスコミが大好きな「不適切発言」で吊るされているらしい。なんでも、免許取り立ててで追突事故を起こしたそうだ。で、テレビ屋に「車はぶつけるもんや!」と相変わらずの「亀田節」というか「亀田用語」というか、まぁた、品性のかけらもない発言を垂れ流し、ほいきたっ!っと、マスコミから吊るされ、ジムからは解雇もあり得べし!と叱られているそうだ。そして、その波紋はお兄ちゃんにまで達し、次の試合を白紙にされたという。

いや、もちろん、阿呆亀の試合など見たくもないし、心の底からどうでもいい。次の試合が「対タイガージェット・シン」かなんかで、亀田親子が血だるまにされるというハッスルなら、若干、この湧き上がる興味と期待感を否定できないが、また、「ぼくしんぐ」を行って、よっしゃおらーと騒ぐだけのサル番組ならば、まったくどうでもいい話ではある。

-

しかし、マスメディアとは「金」になるか、己が「思想」にしっくりくるかどうかを基準に組み立てられる電波屋となり果ててしまっている。もう、国民のために「真実を伝える」という建前が崩壊してしばらく経つ。その、ひとつが、この「亀田の扱い」の変貌ぶりであるわけだ。

「2」へ

■2008/02/20 (水) ガチコメ的「テレビの見方」2

所詮は家電のひとつである「テレビ」というモノのスイッチを入れるだけで、来る日も来る日も電気代だけで垂れ流される情報など、よくよく考えるまでもなく、たかが知れているわけだ。もう、テレビなど、ただの「うるさい家電」であるといってよい。冷蔵庫のほうがよほど使える。冷蔵庫ナイス。

また、これも蛇足だが、我が家でももう、「絶対に見る番組」など消えてなくなっているとみえる。私が倅の年頃だった時は、「何曜日の何時からはコレ」と決め、必ず見ていたものだった。私のオカンも、私の趣向における、ある程度の把握から、「もう、帰ってくるで?」とか「おかしいな、アレが始まるまでには帰ってくるやろうが・・」などと、私の行動を予測していたものだった。

非常に懐かしいが、例えば「金曜日の20時」までには、夕食を済ませ、銭湯からも戻っていることが当たり前だった。そう、ワールドプロレスリングが始まるからだ。

他の番組についても、毎朝、配りに行く新聞のテレビ欄を、配りながら盗み見て確認し、学校から戻った後の予定を考えたものだったが、その後、あの録画機能を搭載した家電、いわゆる「ビデオデッキ」というものが登場してから、ちょっと生意気な予定も組めるようになった。無論、当時は録画予約などという画期的な機能は付いていない。あくまでも「人の手」によって「録画ボタン」を押さねばならなかったから、「番組を録画する」という概念すら通じないオカン、つまり、もう既に「脳味噌がじゃがいも」になっていた昭和20年生まれのオカンよりも、やたらと知能指数が高く、律儀で気の弱い妹が、幼いながらも「録画責任者」に任命されることになる。私は学校が終わったら遊びに行かねばならんのだ。

「3」へ

■2008/02/20 (水) ガチコメ的「テレビの見方」3

外出先、とはいってもツレの家で遊んでいたり、そこらの駐車場でたむろっていたり、何の目的もなく、ひたすら国道を歩いていたりしているだけなのだが、しかしながら、その所為によって妹は、自らの放課後の予定をすべて「録画ボタンを押す」という任務に費やさねばならんのであった。更には「携帯電話」など夢にも思わない時代である。急な録画を要する状況、つまり、外で遊んでいた私が「あ!」と思いだしたようなときであるが、その際は、固定電話、いわゆる「家電(いえでん)」を鳴らすわけだが、妹は、そのときに受話器を取れない状況も許されないのだった。すなわち、妹は常に、

「放課後、いつ、お兄ちゃんから録画命令がくるかわからない。電話に出なかったら7年殺される。あわわ・・」

という緊迫した状況にあるわけだ。ビデオ強迫観念ストレス障害と換言してもいいだろう。そして、私が告げる指令は、実に簡略なモノであり、単純な命令ながらも、「時間・チャンネル」などにおいては、聞き逃したら致命的なミスを引き起こす可能性を包含するものである。私からの命令が「上方お笑い大賞を録画せよ!」であったとして、家に帰った私が、うきうきわくてかしてビデオデッキにテープを入れると、思いっきり「遠山の金さんの再放送」が流れるという悲惨な事故も起こり得るのだ。

もし、そうなったら、あの「防衛本能が強すぎる」妹のことだ、自らの危険を回避しようとするため、私が帰宅した瞬間、なんらかの方法で油断させ、隙をついて一気に私を襲うだろう。それも、あの知能指数を活かした結果、より殺傷力の高い手法で、より確実に私の息の根を止める手法を選ぶはずだ。まさに「殺るか、殺られるか。」である。

「4」へ

■2008/02/20 (水) ガチコメ的「テレビの見方」4

「殺るか、殺られるか――――」

厳しい現実がそこにあった。

もし、ホンマにそんなことになったら、朝日新聞の社説にはこう書かれるだろう。あわわ・・・

<実の妹が兄をバラバラに―――――兄弟に何があったのか

幼い妹を可愛がる兄の姿。私たちはこれが当たり前だと信じてきた。しかし、そのような兄妹の形が崩れさるような出来事があった。大阪の下町で起こった事件だ。

兄の好きなテレビ番組を撮ろうとした妹が、誤って「遠山の金さん」という時代劇を録画してしまった。兄からの報復を恐れた妹は、帰宅した兄の背中を後ろから刺した。

事件の発覚と兄の復活を恐れたこの妹は、遺体をバラバラにした。頭部は兄のプラモデルと一緒に並べていたという。そのあまりの違和感のなさに、現場に入った捜査員も「新手のモビルスーツ」であると認識していたほどだ。捜査員は「体なんか、ただの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ!」と吐き捨てた。

兄のほうは救急車で運ばれ、幸いにも病院で復活した。急遽、駆け付けた僧侶はザオラルしか唱えられないというレベルではあったが、自分のMP(マジックポイント)を空にしてでも復活させるという信念が通じたのか、4回目のザオラルで兄は息を吹き返したという。総合病院にザオリクを使える者がいないという医療現場の問題を指摘する前に、この「ひとつの命を救った」という事実を、最近、若者の右傾化が著しい日本において、ひときわ声を大にしたいところだ。

そして、私たちが注目するのは、その番組が「遠山の金さん」だったということである。これは日本の司法制度に問題を投げかけているように思えてならない。主人公の「金さん」が扮する「遊び人」という役割も、小泉、安倍と続いた自民党政権が招いたニート問題への皮肉ともいえる。潜入捜査という人権無視の捜査活動もさることながら、裁判の最中に「刺青」を見せつけて脅迫し、あまつさえ「打ち首獄門」という死刑判決を乱発させる「金さん」は、犯罪者には人権などないというつもりなのだろうか。そして、これすらも安倍政権の負の遺産といえば言い過ぎだろうか。

「5」へ

■2008/02/20 (水) ガチコメ的「テレビの見方」5

更には、この「金さん」という呼称である。なぜ「鈴木さん」とか「山田さん」とか「佐藤さん」ではないのだろうか。今、日本と友好関係を築きあげようと努力している中国に多い「金」という名前をワザワザ使う必要性はどこにもない。「金さん」という名前で、日本人を次々に「打ち首」にする・・・・・これでは、日本国内の反中感情が盛り上がってしまうのではないかと懸念せざるを得ない。

だが、ちょっと待ってほしい。「金さん」というならば、それは「金美齢女史」のことであるともいえるのではないか。「金さん」とは、日本の右翼勢力が羨望する極右の象徴ではないのか。そして、その「金さん」が、無情にも自動的に死刑判決を下していく。右傾化が止まらない日本において、このような時代劇がもてはやされるカラクリから、きな臭い匂いがしてくるのは気のせいだけではあるまい。

それに、この「時代劇」というジャンルにも、ひとこと言っておきたい。ちょんまげをした侍のイメージが、前の戦争のとき、日本軍が蹂躙した中国の人々を、更に傷つけてしまう可能性はないか。安易なネーミングが、日中友好の懸け橋を傷つけることがあってはならないと、強いメッセージを発したい。そして、この死んで復活した兄のように、日中の友好な関係を復活させたいものだ。>

・・・・・・。

「6」へ

■2008/02/20 (水) ガチコメ的「テレビの見方」6

・・・・・・。

ええと、だから、妹は細心の注意を払いつつ、確認することになるのであった。

そして、

「え?なにが??!!番組名とか、内容はどうでもええから、時間とチャンネルだけ言うてっ!!」

という、その場合においての逆切れよろしく、絶対的な主権を持つ兄に対する、この意表をついた「強い語気」は許される。幸いにも、我が妹の「録画管理」は完璧を極めたが、万が一、撮り損ねた場合においては「家出も辞さず」という恐怖感で縛られていたのであった。だからこその積極性であったのだ。

正直、スマンかった。今度、また飲みに連れてくから許せ。

-
-

ええと、何の話だったか。

あ、そうそう。亀田の交通事故だったな。

しかし、あれくらいで「不適切発言」とするなら、過去にもっとあっただろうにww

年上で先輩でチャンピオンの内藤選手に向って、親子揃って「ゴキブリ」だの「虐められっ子」などと揶揄したことは問題視されんらしい。金になるなら持ち上げて、今度は下げたら金になるってか。恥ずかしいとは思わんのか。

そして、これは海上の事故であるが・・

マスメディアの偏向報道のお手本、朝日新聞の社説をみる。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
<イージス衝突―なぜ避けられなかったか>

行方不明の親子は早く見つかってもらいたい。

この季節である。海水の温度は18度らしい。

「7」へ

■2008/02/20 (水) ガチコメ的「テレビの見方」7

操舵室ごと海に沈んでいるらしいが、それにしても発見が遅すぎる。衝突してすぐにボートが下りて探したそうだし、既に船体は引き揚げられている。「操舵室だけ」がみつからんとは、いったい、どうしたことなのか。

<イージス艦といえば、高性能のレーダーを持ち、複数の敵の攻撃に同時に立ち向かうことができる最新鋭艦だ。それがどうして目の前を航行している漁船に直前まで気づかなかったのだろうか。なんとも不思議である。>

不思議がるのは勝手だが、それならば、どうして、あんなクソでかいイージス艦に「ぶち当たったのか」も不思議ではないか。事故当時の海は、風速は7メートル。波の高さは50センチ。20キロメートルの視界があり、霧も出ていなった。それに、イージス艦がそこにいるということを、他の「船団」も無線で話しているではないか。それに、朝日が書いている通り、衝突して船体が割れた「清徳丸」の前にも、イージス艦の正面を横切っている船もある。

<現場はふだんから船の行き来が多い海域だ。航行には厳重な注意が必要とされている。まして、事故の直前にも別の漁船が前方を横切っている。それなのに衝突を防げなかったとすれば、どこかに気のゆるみがあったのではないか。>

ともかく、イージス艦の過失であると言いたいようだが、「気のゆるみ」とはまた、偉そうなことだ。海上自衛隊のみなさんは、気がゆるんでいて事故を起こしたんぢゃないか?と言いたいだけのようだが、私は個人的に「当らない」と判断したのではないかと思っている。それが「気のゆるみ」かどうかは知らんがな。

報道によると、24時間体制で見張っていた隊員は12分前に漁船を確認しているらしい。イージス艦の速度は10ノット。で、接触まで2分となる距離は約600メートルだという。そして、その1分後、つまり、距離300メートルのところで「清徳丸」が加速した。そのときにイージス艦も全力後進したわけだ。慌てたんだろう。

恐らくは、他の「船団」のように、「清徳丸」は、イージス艦の船首を横切ろうとしたのではないか。だが、目測を誤ってぶち当たった。何故、そのような危険を犯したのかまでは知らんが、少なくとも、当初の報道であったように「常識では考えられない」ということがあったんだろう。

「8」へ

■2008/02/20 (水) ガチコメ的「テレビの見方」8

急に曲がってこられたら、ガチコメタンクでも避けられなかったことは、去年の年末に思い知った。陸でもそうなんだから、水の上であんなでかいのが、急に曲がったり止まったりできるわけもない。私も「曲がってこないだろう」と思ったし、相手も「曲がれるだろう」と思ったと言っていた。つまり、そういうことなんじゃないのか。

イージス艦の監視役は「ぶつからない」と判断したのだろうし、普通はそうなんだろう。予期せぬ行動を想定できなかったという事故であろう。それだけだ。

公正な調査をしてもらいたい。
メディアリテラシーを総動員して今後の情報をみよう。

更に朝日は、事件の報告が遅かったことなどを振り上げ、政府の危機管理に糾弾しつつ、こんなふうに、本音で〆る。

<防衛省は昨年の「省」昇格以来、元次官の汚職、インド洋での給油量の隠蔽(いんぺい)疑惑、護衛艦の中枢部分がほぼ全焼した原因不明の火災など、問題続きである。こんなことでは、国民の信頼が失われ、自衛隊の存立の基盤そのものが揺らぎかねない。>

「事故を起こすような自衛隊はいらん」と抜かすわけだ。これが本音である。これだけが書きたいことなのだ。だが、ちょっと待ってほしい。それは極論過ぎるのではないか(笑

-
-

いずれにせよ、メディアは「自衛隊憎し」とネガティブキャンペーンを張る。行方不明の親子を利用してな。それにしても、早く発見されて欲しい。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「過去記事」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事