忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

南京大虐殺映画、上映。監督「虐殺を嘘という人も見て。ドイツは虐殺謝罪した・・・・・

2011年08月23日 | 過去記事
南京大虐殺映画、上映。監督「虐殺を嘘という人も見て。ドイツは虐殺謝罪した」→観客拍手…24歳女性「事実と知り辛い」

<2009年に製作されながらも、タブー視されている南京大虐殺を題材にしていることもあり
 いまだに日本未公開となっている中国映画『南京!南京!』の特別上映会(史実を守る
 映画祭実行委員会:主催)と陸川監督のトークショーが21日、東京・なかのZERO小ホールで
 行われた。会場周辺には弁護士やボランティアスタッフ29人と約20人の警察官が警備に
 あたったが、混乱はなかった。

 同作品は、いまだ史実をめぐって論争の絶えない南京大虐殺を、日本軍兵士と中国人側の
 両方の視点から描いた歴史大作。2009年に公開された中国では興行成績25億円の大ヒットと
 なるも賛否両論を巻き起こし、騒動を沈静化するために中国政府が興行を打ち切る事態へと
 発展した。しかし作品はスペインのサンセバスチャン国際映画祭で最優秀作品賞を受賞する
 など海外で高評価を獲得。

 一日限りの上映会とはいえ、日本初披露されるにあたり、新右翼団体「一水会」顧問の
 鈴木邦男氏や雑誌「創」の篠田博之編集長、そして戦争を体験した高齢者を中心に2回の上映で
 約900人の観客が来場し会場は熱気に包まれた。上映を見守ろうと、陸川監督もスケジュールをぬって、
 自費で1泊2日の強行来日を果たした。
 ステージに登壇した陸川監督は「この映画は世界中を旅して来ました。そして、最終地点が日本です。
 でも今日この日が、日本でのスタートになれば。日本でもたくさんの人に見て欲しい」と今後も
 日本公開を目指して尽力することを示唆した。

 トークショーで陸川監督は本作を製作するにあたり、中国・北京にある抗日戦争記念館に
 保管されている日本兵が撮影した写真4万点や手紙にすべて目を通し、事実に基づいて
 製作したことを力説した
。陸川監督は「それまで日本兵に対して残虐的なイメージを持っていましたが
 その手紙を読み、彼らも家族を持つ普通の人間で、戦争によって変わってしまったのだと
 気付きました。つまり本作は、戦争を経験した他国の人たちの話でもあるのです。これを機会に
 人類と戦争の関係について考えるきっかけになればと思ってます」と訴えた。

 またトークショー後半は観客からの質疑に応じた。30歳代の男性からは「日本人の中には、
 南京大虐殺はウソだとか捏造だと言う人がいます。県知事や国会議員、そしてたぶん元総理大臣も。
 そのような声を聞いてどう思いますか?」との質問が出た。
 陸川監督は「『事実ではない』と言う偉い方々にも、この映画を見て欲しいです」とアピールしつつ
 「ちなみにドイツは、戦時中のユダヤ人の虐殺を認めて謝罪しています。罪を犯したら認めて、謝る。
 それが本当の、上に立つ人の姿だと思います」と毅然とした態度で語ると、会場から拍手が沸き起こった


 また劇中、日本兵の角川(中泉英雄)が上官の蛮行を非難するような態度を見せることから、
 実際に東京裁判で、総司令官だった松井石根大将が師団長らを集めて南京での兵士たちによる
 暴行行為を管理できなかったことに対し「泣いて怒った」と発言したことを引き合いに出し「そうした
 証言があったことを知った上で(角川のキャラクターを)描いているのか?」という突っ込んだ
 質問もあった。それに対しても陸川監督は「私もその裁判記録は読んでいます。ただ、私の映画には
 将校クラスの人物は登場しません。それは、権力者は自分のやりたいことや考えを自分で表現することが
 できたからです。でも実際に戦時中、人を殺したり、命を落とした人たちというのは、自分の言葉を口に
 出すことすらできなかった。戦争の被害者というのは、その沈黙者たちなのです」と、歴史に翻弄
 させられた名も無き人たちにスポットを当てた製作意図を明かすと、会場は再び拍手で包まれた。

 終演後、出演俳優のロウ・イエなど役者目当てで見に来たという静岡の女性(24)に感想を尋ねると
 「日本人としては、この映画で描かれていることはうそであって欲しいと思っていたけど、トークショーを
 聞いて事実に基づいていると知り、辛いですね
」と複雑な表情を見せていた。また埼玉から来た女性(79)は
 「こういう重い映画を、ぜひ若い人たちにも見て欲しいね」と力を込めて語っていた>






⇒支那にある「長江」の上に安徽省(あんきしょう)というところがある。漢軍の追撃を手勢の800騎だけで突破した項羽が辿り着いたころは「鳥江(うこう)」と呼ばれていた。項羽はこの地で最後を迎えた、とされている。評論家の石平氏によれば、この地から「項羽が使っていた銅剣」が出てきたのだという。コレがまた腐食もなく、光を保っていた。

楚軍の項羽と漢軍の劉邦が戦った、いわゆる「楚漢戦争」は紀元前206年頃となる。支那人が大好きな「三国志」よりも数百年前のことだ。しかし、2000年以上経てからも、ちゃんと銅剣が出てきた。すると、やはり、項羽はそこで死んだのだろう。その地で首を斬り落として果てたのだろう、と想いを馳せることもできる。

しかし、昭和12年、南京を落とした日本軍が6週間にわたり、その地で強姦略奪はおろか、三十万人もの人々を虐殺した、という証拠はひとつも出て来ない。「あった派」とか「なかった派」とか「虐殺はあったけど少人数だった派」などはどうでもよろしいが、高速鉄道を走らせて、今度は空母も浮かべようかという大国のことだ、もう少しなんとか、根拠ある説明が出来ないものかというだけだ。

「映画のトークショー」レベルで「やっぱり!あったのか!」という阿呆以外で、いったい、どうすれば信じるに足る「証拠」が出てくるのか、この<裁判記録を読んだ>という監督はそれを示してもらいたいものだ。毒餃子と変わらぬいい加減な国を擁護するのは骨が折れるだろうが、映画とはいえ「事実に基づいている」と抜かすならば、ともかく映画を見てください、という前に「あるわけないだろw」と嘲笑う私のような人間にも得心がいく説明を果たしてもらいたい。ハロルド・ティンパーリーやらジョン・マギーやら、素性の怪しげな英国人や米国人の証言や報道ではなく、ジョン・ラーベや夏淑琴のような胡散臭い動機もなく、およそ証言者として客観性が確保できる人物を探すとか、そうでなければ「物証」を見つけてほしいものだ。だとすれば、何もこんな映画を撮らずとも、もう存分に「日本軍の残虐性」を喧伝すればよいではないか。未来永劫、謝罪させても足りなければ菅直人の首でも持って行けばいい。「支持率が上がるアル。辞めなくて済むアル」とでも言えば喜んで差し出すだろう。

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