忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

百薬の長ばんざい

2009年12月02日 | 過去記事
いや、実のところ心配はしてたのだが――――

これでようやく謎が解けた。

http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091201/fnc0912011223016-n1.htm
<飲んで飲んで飲んで 飲酒が男性の心臓病を予防>

・・・。

・・・・・。







そら、死なないはずだわ。





調子いいはずだわ。



<肝臓病から手に負えない行動まで社会的な悪影響をもたらすとされる飲酒が、男性の心臓病リスクを低下させることが、スペインの研究で示された。しかも、飲めば飲むほどリスクが軽減されたという>


な、なに・・?



<飲めば飲むほどリスクが軽減されたという>



大事なことだから、あの、



<飲めば飲むほどリスクが軽減されたという>






お、おおぉ・・・


私は思わず、この記事を妻に見せた。


おかしゃん:「・・・・・??・・・・肝臓には悪い」


うむ。さすがだ。テレビには騙されんようにな。それにcanako、これは「男性限定」だ。残念。むふふ。虹の野郎ども、心おきなく飲みにいくぞ。用意はいいか。れでぃご。


今の季節、飲みに行くなら「おでん&熱燗」に痺れる憧れるであろう。寒い寒い言いながら、肩を小さくしてスッと入る立ち飲み屋で、とりあえず「ヴヴヴ・・・ぅ・・燗」と言う。そして「ごぼてんと、あつあげと、たまごと・・」などと言うのだ。お燗が入ったグラスに手をあてながら待つうち、あらら不思議、もう寒くないでしょうとなる。

くぅ~~~~~京橋が私を呼んでいる。というか、さっき、ほんまにメール来たしww

ところで、この「おでん」・・・みんな大好き「おでん」であるが、これは「田楽」が発展したものだ。その昔、既に東京ではぐつぐつと「関東炊き」として喰われていたが、その同じ頃まだ、大阪は豆腐を焼いて味噌を塗って喰っていた。「おでん」として喰われるようになるまで、東京より少しかかるのだ。

また、この「おでん」という名称、「田楽」に「お」をつけて「がく」を切り落として名付けたのは大阪の遊女だ。すなわち「お田(おでん)」である・・・とか言っていると、おでんがくる。ひゃっほうぉ♪(※立ち飲み屋で書いてるわけではありません)

そして、おでんと熱燗で暖まったら、次に行くのである。帰るのはまだ早い。

フラフラ歩いてもう一軒。同じような店で酔う。で、今度は造りなんかで酒を進める。もちろん、もう熱燗ではない。「ひや」だ。最近、京橋でもとうとう「日本酒の常温を徳利でください」と言わねばならぬようになったが、そこはもう、こちらが気をつけよう。支那朝鮮人にはわからないのだ。甘い酒ばっかり飲んでる国だしな。

ンで、出来上がったら、だ。いよいよ遊女と遊びに・・・

・・・嘘です。いやぁ、そ、そんなんきまってるじゃないすか。あっはっは。まっすぐ帰るんです。そこからはね。JPに乗ってね。あっはっは。ボス、新婚だしね。あっはっは。



だから、こ、こ、これは聞いた話だがね。





「ある人」がね、言うんだ。

「男はな、あーゆー店で遊んでモテなければならない!!!」



「遊ぶ」だけじゃなく、気に入られねばならないのである。向こうは商売だ。愛想は良い。こっちは客だ。(ある程度)横柄でいい。ただ、鼻の下を伸ばしてエヘラエヘラするのはダメだ。みっともない。もう、まるで、一生、ぱいおつに不自由はない!という雰囲気を醸し出すのだ。醸せ。

逆にもう、わけわかんなくて、おい!そこの女!みたいなんはダメだ。場の雰囲気というものがある。確実に「嘘」だと認識できる「本当」の扱いを学べ。なべ。

また、あーゆーところでは、単純に「金持ちは好かれる」と思われがちだ。そして、実はその通りだ(泣)。しかし、それは当たり前だ。商売だから、たくさん金を落とす客は神様だ。大切にされて当然。5000円のボトルをこっそり頼む私の横で、10倍もする酒を平然と頼む客もいる。そんなとき、私は尻尾を丸めてきゃんと鳴くのだ。あ、いや、私じゃなかった、「ある人」だった。きゃん。




でも、まあ、しかし、男の遊び場である。と同時に社交場でもある。無論、我妻にも20万回くらい説明したが、全然、わかってくれない。友愛が足らんのと違いますか、いや、わかってくれなくて結構なのである。むしろ、わかったら困るのである。いつも、いつまでも「ふん。たたの浮気やンか。ぶち殺すぞ」と言われ続けて14年半。逃げ出さないのが(殺されないのが)、わかってくれている証拠である(たぶん)。

そういえば先日、経理部長とミナミのゲイバーで飲んだ(ンなとこ行くなよww)。顔が「浜崎あゆみ」で声が「リリアン」という不思議な生き物がいた。帰りに「またきでねーがっはっは♪」と言われ、まるで自分が「やしきたかじん」になったかの錯覚を覚えながらも、ゆぅ~~びぎりぃげんまん~~とされた。声が酒で焼けているのだ。てぃんこ付きだ。

また、そういえば、この「指切り」というのも遊女がやっていた。ちなみに「げんまん」は「拳万」と書く。約束を違えたら「万回殴る」ということだ。さすがリリアン。



問題はこの「指切り」の部分。本当に「小指の第二関節を切り落とす」らしい。



しかし、それは「約束を破った罰」ではなく、「約束させる覚悟」を示すものだというから、ちょっと怖い。遊女が惚れた旦那さんに小箱を渡すのだという。その中には己の小指が入れられてある。遊び好きの若旦那は「他の店で、他の女と遊んだらダメよ」と約束させられるわけだ。となれば、これまた、先ほどのリリアンの場合、違うモノが入っている可能性はないか。嗚呼ぁぁ!!恐ろしい!!また行こう(おばあちゃん、ごめんね)。れっつご。


勝手に約束を取り付けておいて、あるいは簡単にノーリスクで信じておいて、約束を破った相手側にだけ、万回殴ったり、針千本を飲ませたりするのではなく、ちゃんと「約束させる側」も覚悟を示す必要があるのだろう。その「約束」を簡単に反故にできぬよう・・・



ということは、だ。

民主党に投票した有権者は、己の小指がちゃんと付いているかみたほうがいい。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091129/crm0911290230000-n1.htm
<母の資金提供「贈与」、認定なら納税4億円超 首相偽装献金>
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091128/crm0911280703006-n1.htm
<「母と本人の資金隠すため」鳩山首相偽装献金で元第1秘書が動機供述>


贈与税を誤魔化したことによる脱税か、虚偽記載などにおける政治資金規正法違反かと言われてきたが、どうやら両方だったみたいだ。かじっていた「親のすね」は9億円かと思われたが、実はもうちょっとあって12億円と報道された。その「親のすね」とは、そのまた「親のすね」だったわけで、いわゆる「腕一本、すね一本」という親の稼いだ「喰いぶち」は想像以上に太かったのだなぁと「同情」する。これは私の主観でもあるが、人生、金がなくて辛いことよりも、稼いで喰う必要のない連中の「つまらなさ」のほうがキツイ。

後でくるのだ。今現在の贅沢三昧をみれば、見るほうもするほうも信じられないだろうが、私は意外に「そこ」が罠になっていると思う。「嘘ぉ???そんなことない。金があったほうが幸せじゃん!」と言う人は、是非、愛する人を思い浮かべてほしい。何か、金の力だけではなく、自分の努力などで勝ち得たことを思い浮かべてほしい。これは負け惜しみではなく、ある程度、真理であると思う。


金は使うよりも稼ぐほうが楽しい。


必要に応じて使う金も有意義だが、それを「ま、いっか♪」と受け流し、使ったつもりで貯めるのも同じく有意義なのである。親は「稼いで使う」から有意義に使うが、往々にしてバカ息子は「使う」しか頭にない場合がある。「稼ぐ」についての知恵は「人並み以下」だったりする。かじる「親のすね」にも限界があったりするし、かじり方を間違えたら友愛総理のように犯罪者となってしまう。そして、その「すね」はどうしたのかというと、だ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091201/plc0912011916013-n1.htm
<鳩山首相の実母が入院へ 目の治療、数日で退院>

御歳87歳。検察も「体調を考慮して」聴取はしない方針だという。友愛総理は地球の心配よりも母親を心配したほうが良い。60も過ぎて何億円という金を「知りませんでした」で済むのかどうか、その薄い常識で考えたほうが良い。

私のオカンは、私から金をせびるが、私が捕まったりはしない。誰からも叩かれない。オカンの借金はすべて私が支払ったが、褒めてくれる人はいても馬鹿にされることはない。ある程度、自分で稼げるようになったら、親は「ある」より「ない」ほうがいいのかもしれない。



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