スイカを買って帰る。
スイカとブドウ。夏場は妻の主食であるのだが、助手席に乗せていたのが間違いだった。ドアを開けると“ごろり”と・・・
どすん。
“めきゃ・・・”という音がする。あらら・・・少し割れた。
完全に割れてしまったわけではなく、“裂けた”様な感じになってしまった鳥取産の大栄スイカであった。当然、中からは果汁が滴り、深夜の駐車場に「スイカ臭」が漂う。私は一緒に持っていた洗濯物の中からバスタオルを取り出し、とりあえず「スイカ」をくるんで持って帰ることにした。
白いバスタオルにくるまれた「スイカ」。私は左手にカバンを持ち、右手でそれを抱きかかえたまま、エレベーターホールに行く。散歩帰りかなんかのオサーンと一緒になる。挨拶する。こんばんは。
無言のエレベーターの中、オサーンがチラチラと私をチラ見する。む??
・・・・!!!
白いバスタオルが赤く・・・!!
こ、これではまるで・・・
「生首」を抱えている猟奇的殺人犯!!!
ち、ちがう!!信じてくれ!!私はやってないし、ヤッてない!
「生首」を小脇に抱えて「こんばんわ!」ってどんだけだ!!
ちょ、ちょっと、マテ。通報とかは止めてくれ!!
私は思わず、バスタオルをめくり、
「スイカです。そこで、割れまして・・」
オサーン:「・・・・はぁ・・」
「だからなんだ?わしには関係ないわい。」とでも言いたげなオサーンをあとにして、ほっとしながら我が家に帰るのであったという今日この頃、せっかく買ってきたスイカが割れているのを見つけた妻に、
「なんで割れたのか?なにをしてるのか?反省はしているのか?」
と「詰め寄られる」のはあんまりだと思う「ちよたろ」です。
-
シャワーを浴びて、伏見トウガラシの炒めたものなんかをツマミながら「剣菱」なんか飲む。久しぶりに日本酒で晩酌したい気分だったのだ。で、機嫌良く「そうめん」を湯がいている妻の格好を見ると・・・・
「2」へ
■2008/07/25 (金) ガチコメ的「発見!在日バスク人!」2
赤い短パン・・・それもでかいから膝が隠れるほど・・・だ。上半身はシマシマか・・・ど、どこかでみたような・・・・下半身が真っ赤で膨らんだ・・・・??
そ、それは倅が中学時代に履いていた短パンだな・・・?
それにしても、だ。私のオカンも、胸元に思いっきり苗字を書いてある「私の中学時代のジャージ」などを着用したまま、駅前のイズミヤに出掛けるという大技を繰り出していたが・・・50も過ぎて「3年3組」もヘチマもあるまい。
そして、やはり、キミもなのか・・・「大阪のオカンは倅の体操服を着る」・・・これが都市伝説ではないということは知っていたが、まさか、我妻までがそのような・・・しかし、その、なんというか、「赤い短パンから妻が生えている」様な感じは・・・・たしか・・・
妻:「そうめんは?今日は、どのくらい食べるん?」
『たくさん、だ。』
妻:「はぁい!!♪ぽぉーにょぽぉにょ♪ぽにょぽにょぽぉ~~♪」
・・・・・・・!!!
そ、それだッッッ!!
-
そして、だ。
深夜・・・夫婦の会話は、当たり前のように「宇宙の話」へと移行する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080725-00000095-jij-int
<政府は宇宙人の存在を隠ぺい?=元NASA飛行士が「証言」>
こういう話が出ると、決まって、
「宇宙に地球がある限り、我々も宇宙人!!」
とかやって議論をつまらなくさせる奴が必ずいるが、問題は「宇宙人がいる!」ではなく「宇宙人(異星人)が地球にいる!」ということだとあれほど・・・・
「3」へ
■2008/07/25 (金) ガチコメ的「発見!在日バスク人!」3
<米航空宇宙局(NASA)の元宇宙飛行士が英国の音楽専門ラジオ局のインタビューで、政府は宇宙人の存在を隠ぺいしていると発言。米英メディアが相次いで報じる騒ぎに発展した。>
映画好きな私の血が騒ぐ。
そ、そういえば、妻と初めて観に行った映画は「インデペンデンスディ」であった。未だに妻はちゃんとタイトルを言えないので、最終的にはもう、なぜだか「キングドラゴン(※我妻がいちばん格好良いと思う名前だそうだ)」で落ち着いてしまったところだが、家族間では話の前後を読み取って、その「キングドラゴン」が「インデペンデンスディ」のことなのか、それともスターウォーズに出てくる「チューバッカ」のことなのかを判断する。
これを「家族愛」と換言することも有りだが、つまるところ、我妻は「長いカタカナ」や「発音し難いカタカナ」を総じて「キングドラゴン」とする癖があるのだ。虹の会諸賢はとくに覚えておいて欲しい。よろしくおねがいしまつ。
ところで、宇宙人である。
それにしても「米政府が隠蔽」というところが気になるではないか。だから、私のメンターでもある当社の店長に聞いてみる。相変わらず彼は、私を小馬鹿にしたような目つきで、鼻くそをほじりながらこう答えてくれる。
「地球の滅亡の時期は決まっていて、それが知れたら人類がパニックになるから」
などと、とても40過ぎの管理職の言葉とは思えないことを言う。
おそらく、頭の中はぱいおつのことで一杯なのだろう。これでわかったのだが、彼の正体は「おっぱい星人」か「元・八尾市民」のどちらか、もしくは両方である。
「4」へ
■2008/07/25 (金) ガチコメ的「発見!在日バスク人!」4
そして、やはり、宇宙人といえば、我妻に聞かねばなるまい。
妻が放った一言は驚愕であった。または、半分ほど飲んだ「剣菱」が効いてきた。
妻:「もう、おるで。隠してないで。」
既にいると言うのである。しかし、全く、何を根拠に・・・・などと思ってはいけない。我妻は「二次元宇宙」からやってきたと言い張る。つまり、コジコジのパクリである。なぜに「こりん星」でないのかは、おそらく、私が「ゆうこりん」のことを、なんだかんだ言ってもムッシュムラムラだからであろう。私の中では「ゆうこりん=完全体」である。
ちなみに「小西真奈美=理想形体」ということも常識であり、更に「ほしのあき=究極最強・最終形体」であることも付け加えておこう。もう、人類の限界を超えたところに彼女はいる。
そして、「既にいる」ということはどういうことなのか。
私は妻の目を盗んで「剣菱」を注ぎ足しながら聞くことにした。
妻:「言うたでしょ!昔、宇宙人に連れて行かれたって!」
たしかに「言うて」はいる。しかし、それを無条件に信じろというのはもう、カルト宗教、悪徳商法の類ではないか。酒も飲まんと、こんな時間に何を言っとるのだ、この「家の中のポニョ」は。それに、だ。いったい宇宙人は何の目的で「連れて行った」というのか?
妻:「頭がとんがってるからやんか。」
たしかに、我が妻の頭はとんがっている。ミサイルみたいな形である。虹の会の「▲」のように、髪の毛で「ちょんがっている」のではなく、頭蓋骨からして「ちょんがっている」のだ。以前、妻が「頭が痛い」ということで病院に連れて行き、いわゆる「CTスキャン」というものを使って検査した際、妻の頭の「さきっちょ」にいくほど「円が小さく」なってわろたこともある。最後のはもう、小さく「白い丸」だけだったから、またわろた。
「5」へ
■2008/07/25 (金) ガチコメ的「発見!在日バスク人!」5
ところで妻の血液型は「RH-型・A」である。日本人の99%は「RH+型」であるというから非常に珍しいらしい。で、妻曰く、
妻:「RHマイナスの人は宇宙人に実験されたからやんか!!」
というのだ。スイカを喰いながら、である。
Wikipediaをみてみると、「バスク人」というのがいて、その血液型に「RH-形」が多いと、なんと、85%がそうだと書いてある。もしや、我妻は「バスク人」の末裔・・・?最近どうも、フィリピン大使館から間違い電話があるので、もしやと思っていたが・・・・バスク人とは・・・・いったい・・・・?
<バスク人は、バスク地方を中心に居住し、現在のヨーロッパでは唯一、系統不明の言語であるバスク語を使用する人々である。>
け、系統不明の言語・・・・!!き、きんぐどらご・・!!
<頭蓋骨の特徴や、孤立した言語、また地域的なことからクロマニョン人の唯一の末裔とする説を唱えた研究者もいたが、現在はやや懐疑的である。>
ず、頭蓋骨の特徴・・・・!!ちょ、ちょんがり・・・!!
結論。
妻=バスク人の末裔
まさか、バスク人だったとは・・・
妻:「ん?なに?バスクリン?・・・!!ちょ!!おとしゃん!!飲みすぎ!!!」
・・・・・・。
風呂に解けてどうする・・・
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