1年くらい前の検査日。
某大手メーカー(憂国メンバーのドンちゃんとこではない)の担当者が遅刻した。
ギリギリの時間になって「遅れるかも」と電話があったらしい。私はもうホールにいた。
警察がくる。その日はパチンコとスロットの両方の新台検査だったから、さりげなくパチンコのほうに誘導する。それでもまだこない。
こんな小さな店が何十台も入れ替えるわけでもないので、すぐに検査は終わっていく。すぐにその機種になる。担当者がいないからこちらで対応する。
まあ、とくに問題がなければそのくらいはこちらでできる。基板を外してチェックを受け、行政からの封印シールを貼っていた。すると、
「すいませぇ~ん!!遅れましたぁ!」
と若いメーカーマンが来た。
咄嗟に振り返る警察官に
『あ、メーカーの方です。』
と説明し、
『あ、もう、終わるから・・あと・・これだけ・・。』
と作業に加わらせた。
滞りなく検査は終了。
「たてひと」さんは理解していただいていると思うが、これがまた、何回やっても緊張するものなのだ。検査が終わって警察が帰るまでは、なんか、ズンズンと胃にくるのだ。
チェックしているのは機械だけではない。カウンターの景品やら入り口周辺やら、ポスター関連やら販促ツールなんかもよく見とるのだ。ちなみに当店は「優良店舗」として認められておるから、さほどチェックの目は厳しくないらしいが、それでも、検査の最中に何かあれば・・・と考えたら・・・極端にいえば、何か問題があって「営業停止」などされた日にゃ、この何百万、もしくは何千万という機械導入費用が一瞬にして水泡と化す可能性だってあるのだ。
「2」へ
■2007/05/06 (日) 時代劇の主役はお人好しが多い。でも強い。「2」
警察が帰ると同時に、その若きメーカーマンは私のところに来る。
「すいませんでした・・・あの・・間に合うと思ったんですけどね・・」
私は無言でシャッターを閉める。そして、カウンターの前まで移動した瞬間、店のゴミ箱を蹴り飛ばす。
『なに考えとんじゃ!!こらっ!!おまえっ!!』
近寄って怒鳴ったので、そいつはその場にしゃがみこんだ。殴られると思ったのだろう。
その気になった私は声量には自信がある。バンドをやっているときもスピーカー前の紙コップのコーラを倒すほどのビブラートである。ゴミ箱はホールの中央まで飛んでいく。
『○○(担当責任者の名前)呼べっ!!!』
言いながら、その機種の販促ツールである看板を蹴り倒す。
社員は凍っている。入社して間もない社員などは、私がそこまで怒るところを見たことがないのだろう。落ち着いているのは主任だけだった。
しばらくして責任者が来た。
もう私は「通常モード」である(笑)。
『ああ、ごめんごめん。あの若い子、大丈夫か?すまんかったな、他所の若い子に怒鳴って・・・。』
「いえ、もう、すいませんでした。あの・・・」
『次からは、ないようにしてな?』
「は、はい、それはもう、かならず・・・」
私が怒鳴ったのは腹が立ったという理由だけではない。(むしろビビった)
このメーカーは以前から担当者がよく変わるし、なにかこう軽い返答も多かったし、その姿勢自体に疑問はあったのだ。フレンドリーにするのは結構なことだが、押さえるところは押さえていないと仕事にならん。そういう危惧がずっとあった。
「3」へ
■2007/05/06 (日) 時代劇の主役はお人好しが多い。でも強い。「3」
つまり、私は「よい機会」と判断して、意図的に怒鳴りあげたのだ。本気で怒ってはいない。本気だったら口の前に手が出てる。蹴り飛ばす相手はゴミ箱ではなかろう。
しかしながら、およそ「社会人」としてあるまじき「子供っぽい言動」であったと思う。常に冷静沈着であらねばならぬ職種でありポジションであると自覚もしている。だが、相手がこちらの「大人の対応」を逆手に取って「ワガママ」を押し通し、あまつさえ、こちらが「不当な被害」を受けるならば話は別である。
昨日のハゲリーさんの日記。
http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=522880&log=20070505
<大人の態度か、同じ土俵に上がるべきか?>
<このような隣国に対して、日本はいつもの「大人の態度」で接するべきか?
もしくは、相手と同じ土俵に上がり、徹底的に抗議すべきか?
世界の常識は、後者。
沈黙は「YES 」。>
そうなのだ。沈黙は「YES」が国際常識である。
日本のおだやかで人のいい風土は世界に誇れるとしても通用はしないのだ。日本の公的な感覚が世界にも広がっているという、ましてや特亜などのほうが日本よりもおっとりした民度であるなどという、左派の言い分を信じて被害に遭う日本人旅行者は少なくない。
冒頭の事例においても、私がそのまま、いつもどおりに、
『びっくりしたわぁ・・たのむでホンマ・・・次やったら焼き鳥奢ってもらうで?』
と茶化していたら、その次も、またその次も、いつまでも悩まされるだろう。そしていつか、本当に何らかの不備が発生して膨大な損害を被ることになったかもしれんのだ。
「4」へ
■2007/05/06 (日) 時代劇の主役はお人好しが多い。でも強い。「4」
行動で諮るべきなのだ。
ガキの取る行動を取っていれば、そいつはガキなのである。
そして、ガキは怒鳴りつけて躾るのだ。だから怒鳴るだけだ。
挨拶もできんアルバイトに
「挨拶は社会人としての常識です。マナーです。」
と言ったところで常識やマナーを知らんのだからガキなのである。ウダウダ説明する必要などない。大人はみんな忙しい。ただ一喝。
『貴様!!挨拶をしろ!!』
これだけで十分である。
それに、明らかに不当な要求をされたり、明確な権利侵害についても同義である。黙っていることにより問題をエスカレートさせ、ある種の既成事実的な印象まで与えてしまう場合もある。黙っていて「美談」になるのは、成熟した民度とゆとりある生活が保証されており、そこに連綿と続く伝統というものが感じられ、人間の品格が整っている場合に発生する特殊な事例であると知らねばなるまい。
こんな話を聞いたことがある。
あるところに高僧がいた。その高僧の口癖は
「ああ、そうだったかのぉ・・」
であるという。供物が無くなって疑われても
「ああ、そうだったかのぉ・・」
と言って否定しない。“お天道様がみてなさる”とでも言いたいのだろう。
とても器量のある坊さんだったということである。そして、あるとき、町の大金持ちで塩問屋のひとり娘が妊娠したという騒ぎが起こる。父親に相手は誰かと詰め寄られた娘は、苦し紛れにその高僧だと言ってしまう。
「5」へ
■2007/05/06 (日) 時代劇の主役はお人好しが多い。でも強い。「5」
怒り狂った父親は、その高僧に真意を尋ねる。
すると、その高僧は言ってしまうのだ。
「ああ、そうだったかのぉ・・」
それを聞いた父親は、その寺を焼き払い、高僧を追い出してしまう。
そして月日は流れ、その娘はひとりの赤子を授かる。その赤子を見ながら娘は良心の呵責に苦しめられ、ついに父親に真実を打ち明ける。それを聞いた父親は、自分の過ちに後悔し、その高僧を探す。
ようやくみつけた高僧に父親は詫びる。そして尚、高僧は言うのである。
「ああ、そうだったかのぉ・・」
父親は甚く感激し、自らの資財で立派な寺を建て、高僧を招き入れる。そして正直に話した娘を褒め、赤子の本当の父親である町の青年をも許し、その寺を崇めながら幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
私の中に流れているらしい「チョンの血」を総動員して考えてみるに、この「高僧」はボケている。確実にボケている。
だから私なら「金を貸しているぞ!」というだろうし、「娘を手篭めにしたこの色ボケ坊主!このことはブログの女王様にメールして、さるさる日記で書いてもらうニダっ!」とか「一生、謝罪と賠償しるっ!!」と、下品な表現だが「ケツの毛までむしりとる」だろう。
そして酒盛りをして、この高僧のモノマネをしながら「ああ、そうだったかいのぉ~~」と愚弄しつつ「エロ坊主記念館」を建てさせて、「娘を100人妊娠させられた」とか「町中の女性がこのエロ坊主にレイプされた」とか「逆らった町人はことごとく二フラムの呪文で光の中に消え去った」など、ありとあらゆる非難を浴びせ、この高僧の子々孫々に至るまで謝罪と賠償を強要し続けるだろう。ニカ。
「6」へ
■2007/05/06 (日) 時代劇の主役はお人好しが多い。でも強い。「6」
だが、私の体に漲る「侍の血」はそんな下劣な行動はとらせない。非礼を詫び、然るべき弁済を速やかに行い、その住職の器量、仏の教え、完璧たる滅私の心に感銘し、自らの精進不足を恥じるだろう。盆暮れ正月には供物を持って挨拶に行くだろう。もし、難儀されているようなことでもあろうものなら、資財を処分してでも助けになろうとしたに違いない。
これが日本人の感覚であろう。そうすべきと教え伝えてこられたはずだ。
この「高僧」が、正しかったのか間違っていたのかは、私などにはわからない。ただ、どちらが美しいのか、どちらに感動させられるのかはいうまでもないのだ。そして、それは残念ながら通じない場合もあるのである。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070505/usa070505005.htm
<占領時、米軍も「慰安婦」調達を命令 ホンダ議員「旧日本軍は強制」言明 >
憂国の志士は溜息をついているはずである。
なにを今更・・・ンなもん、あったりまえだと・・。
このマイク・ホンダなる中国共産党工作員は、アメリカからも嫌悪されることであろう。その薄汚い謀は露呈し、利権というヘドロの中で笑いながらもがき死ぬことになるのだ。
世界の常識はどうであれ、日本人は「それでも悲惨だったことには違いない」とか「亡くなった人は語れない」という日本特有の奥深き配慮から黙して語らず耐え抜いてきたのだ。
まさに「ああ、そうだったかいのぉ・・」と全てを受け入れ、アジアの悪役になり切り、あの大戦争の尻拭いを、敗戦国ながらやり遂げたのである。
そしてそれは国内の売国勢力を生み出し、共産主義を延命させ、自分自身もボロボロになりながら、それでも「武士」の心根として黙々と働き、世界に大いなる献上をしてきた。争いごとに口を挟まず、ただひたすらにその後始末を引き受け、困った国があれば助け、文句を言う国あらば頭を下げ、ただ黙々と働いてきたのだ。
そしてその時代はもう過ぎた。当然ながら、さすがの日本人も『もう十分だろう?』というところまできたのである。
「ああ、そうだった・・いや・・それはないぞ?いい加減にしろよ?この乞食やろうが・・人が黙ってたらいい気になりやがって、もう許さんぞ?修行の成果を見せてやる!!喰らえ!光の十字架!!突き刺されっ!!」
といいながら「グランドクロス」を放とうとしているのである。
「7」へ
■2007/05/06 (日) 時代劇の主役はお人好しが多い。でも強い。「7」
<同議員は自らが追及している戦時中の日本軍用の慰安婦と戦後の米軍用の慰安婦の比較について「日本軍の慰安婦は日本帝国軍隊の政策として性的奴隷という目的のために少女や女性を拘束し、強制し、拉致したのだから、米軍のそれとは異なる」と語った。>
もうこのような「トンデモ理論」を吐くしかあるまい。苦しすぎる。日本軍の慰安婦は全て強制だった?もうこれは「論破して下さい」と言っているに等しい暴論であろう。まさか、日本軍と一緒に占領軍を叩くだけの正義感などかけらもあるはずもないし、米軍の慰安婦はよい慰安婦とわかりやすい陳腐な意見を垂れ流すしかあるまい。惨めなもんだ。
<日本側でも終戦直後に米軍から売春施設開設を命じられたことについては旧日本軍が米軍進駐受け入れの準備組織として結成した「有末機関」のメンバーたちの証言が残っている。このように軍隊に売春という組み合わせは旧日本軍に限らず、米軍も同様だったわけだが、ホンダ議員らは旧日本軍の慰安婦はみな「帝国の軍隊の政策として」強制徴用された点が日本側一般とは異なると言明している。>
チャイナ・ホンダよ。
鬼畜のごとき米軍のレイプを阻止するために、自ら犠牲になろうと決意した日本人女性の崇高な魂はどうだ。娘を発見されないがために、自ら米兵の腕にしがみついた日本人女性の気高さが貴様にわかるか?隣の家の幼女を守るために、ゴリラのような米兵を誘惑した若き日本女性の「特攻精神」が理解できるか?
「8」へ
■2007/05/06 (日) 時代劇の主役はお人好しが多い。でも強い。「8」
貴様、沈静しかけていたこの問題をオノレの政治献金の種にしようとした罪は想像を絶するぞ?そしてそれを炊きつけていたシナ人ども、ここぞとばかりに乞食根性丸出しで騒ぎ立てた腐れチョンども、米国という強力な後ろ盾ができたと小躍りして日本を貶めた売国奴ども、そして、相変わらず事なかれ主義でやり過ごそうとした自覚なき日本のリーダー・・
貴様らこそが戦犯である!!
裁くのはアメリカでも日本でもないし、国連でもない!!
全ての戦争犠牲者である!!
貴様らは歴史に断罪され、重罰を背負わされるのだ。
50年後、貴様らの子孫は名を伏せて、道の端っこを歩かされるであろう。石を投げられ、唾を吐きかけられ、蔑まされるだろう。そしてそのとき、貴様らは思い知るのだ。
この日本国の寛大さと雄大さを!!
まあでも、安心しる。
そのときは日本に逃げて来い。きっと日本人は言うだろう。
「ああ、そうだったかいのぉ・・・」
で、後頭部にちょっとだけバギクロス(笑)。
最近の「過去記事」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事