今日はお盆で終戦記念日です。年々、戦没者慰霊もイベント化し本質を描く番組も少なくなってます。時間の経過で仕方ない事ですが・・・昨晩の「帰国」はさすが倉本聡作品で現在の日本に対するアンチテーゼを見事に警鐘する良い作品です。切り口も斬新で英霊が自分の親族に対面観察する処や亡霊の時事記者が65年の経過説明等、面白いスチエーションでした。主張は戦後日本の総括で物質的繁栄と復興は成しとげたが、日本人の気質、精神は荒廃しているとまったく同感である。長渕剛が指揮官役でこう言っていた「貧幸(ひんこう)と言う言葉を知ってるか?」誰が言ったんですか?爺さん達(明治)は良く言っていた。物質的には貧しくても人情、義理、家族愛が幸福感の原点だと・・・非常に共感する言葉である。戦後、民主主義を履き違えた教育やマスコミがこの軽薄で問題解決を避ける日本国の風潮を助長リードしたのは確かである。世界恐慌の現在、日本人は原点回帰し覚醒すべきである。