藝藩志・藝藩志拾遺研究会

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WOOD CONEシリーズを聴く② 基本的な事柄と比較対象

2024年12月28日 07時08分36秒 | がんす(御座居ます)
<現在の状況>
WOOD CONEスピーカーの聞き比べをしようと、
ミュージックカメラで撮影を何度か試みてみた。
LINE繋いでの録音ではないので、
出せるボリュームと
録音に必要なボリュームの関係で上手くいっていない。
耳では結構大きな音を出しているのだが、
録音するとかなりレベルが低い為、
最初は周囲の別の音を拾ってしまって失敗。
再度チャレンジしてみたが、
音のバランスが耳で聴いたのと差が有る様な気がする。
ボリュームを絞っていると低音が出難いのかもしれない。
再々チャレンジしてみたが、
一寸した問題があって一部しか出来なかった。
かなり近所迷惑な事をしなければならないので、
次からは一度に5分以内で何日かに分けてやるつもり。

<目指す価格>
云い忘れていたが、
オーディオの世界は上を見ればキリが無いので、
ここでは予算を15万円以下で考えていて、
初心者が気軽に楽しめるモノを考えている。
スピーカー一体型のモデルを出しているし、
WOOD CONEシリーズは
高くても20万円程度で収めているので、
おそらくJVCも考えている事は同じだろうと思う。
10万円超えれば高いと思う人も多いと思うが、
製品的にバブル時代でいうミニコンポの性能ではないので、
フルサイズコンポと同等のモノと考えるなら、
バブルの時代にはアンプ(AMP)だけでも10万円程度。
CDプレーヤーは別売で5万円以上したのだから、
(世界初CDプレーヤーは168,000円で今の感覚では20万円超え)
一寸だけ良いモノを求めれば15万円くらいは目標にしたいところ。
それを中古品で揃えれば10万円以下で買える可能性が出てくる。
中古品であるからこそ、モデル別の違いが判るというもの。
今は新品でも何時かは型落ちするので、
今は無理でも買える時は来る。
だから幅を持たせて敢えて15万円以下としている。

<基本的な情報>
最近のコンポに最低限必要な3点のモノがある。
これが揃わないと充分に使いこなせない場合が多い。
※尚、以後、大きな凹みや傷、故障が無い事を前提とする。

①リモコン
意外とこれが一番重要で、
最近のコンポはリモコン有りきで機能が集約されている。
リモコンだけを入手するのが困難だったり、高価だったりする。
リモコン無しだと
それだけで1万円くらいは価値が下がると思って良い。

②アンプ(AMP・・・レシーバーとも)
最近はAMPの機能にどんなものがあるかが重要。
以前はDVDプレーヤーモデルがあったが、
今はブルーレイレコーダー(BD-R)で録画して保存が主流なので
CDプレ-ヤーモデルが主流。
*因みにCD-Rの単品が3万円以下で数多く出回っていて、
 CDに録音して残すという事自体が主流ではなくなりつつある。
加えてUSB録音やSD録音などが主流になりつつある。
更にBluetooth 搭載も標準化してきている。
*CDプレーヤーは別売のモデルもあるが、
駆動系の製品は消耗し故障しやすいので、
本当は買い換えるだけで良い別売が最善。

③スピーカー(SP)
床置き、壁掛け、天井取り付け等、様々なモノがあるが、
ここではブックシェルフ型(デスクトップ型)を想定している。
ブックシェルフは本棚の事。デスクトップは机の上。
つまり小型SPの事。
SPには形状にバリエーションが多い
★① 
1way>BOXに一つの振動板があり、
全ての周波数をこれで負担するので、
フルレンジSPという。
★②
2way>BOXに大小(ウーハーとツイーター)の振動板があり、
高周波数と低周波数に分担させて鳴らす。
この周波数は完全に分離しているのではなく、
継ぎ目が無い様に重複している部分がある。
その境目をクロスオーバー周波数という。
以後、周波数分割が増える毎に3way,4wayとなるが、
2way/3SPとか3way/4SPとかもある。
2wayのやり方には3通りの方法がある。

*①フルレンジ+ツイーター
大きい振動板で全ての周波数の音を出す。(1way)
小さい振動板で高周波数の音のみ出す。(ツイーター)
具体的なモデルとしてはJVC WOOD CONE SP-EXAR5。
オーディオテクニカ製AVSP AT-SP39AV等がある。
高音に強い特徴がある一方、
低音は若干弱い傾向があるらしいが、
フルレンジで低音がしっかり出せるのなら問題ない筈。
フルレンジモデルが存在するのに
「フルレンジに出来なかった」という事の意味を考える。

*②ウーハー+ツイーター(SP側で分割)
SP内部にある電子回路で
低音用と高音用の2つの信号に分ける方式。
振動板が2つあるSPの一般的な方式。

*③ウーハー+ツイーター(AMP側で分割)
カーオーディオ等では、AMPで音を増幅する前に分割して、
SPの数だけAMPを使って鳴らすマルチシステムというものもある。
マルチシステムは低音(ウーハー),中音(スコーカー),
高音(ツイーター),重低音(サブウーハー)等に分割して鳴らす
左右で6SP以上のシステム。

今対象としているのは2wayなので「4AMP左右4SP」を指すが、
Bi-AMP接続と云われている。
1つのSPboxにSP端子が高音用と低音用の4つあり、
2心コードが2本必要。(4心コード一本でも良い)
JVC WOOD CONE では、
EX-A10,EX-A150, EX-A200, EX-A250,EX-A300がある。
このモデルのAMPとSPは専用設計なので、
上記以外のモデルや他社のAMPを使うと
やり方によっては破損する可能性があり
メーカー修理可能期間が過ぎてしまった製品は、
使い古して壊れても替えが効かない為、
同じBi-AMPの上記モデルを入手する以外に
自分でパーツ交換して直すか、
お金を掛けてメーカーではない
オーディオ専門修理業者に依頼するかしかない。
しかも、昔は街の修理屋さんがそこかしこに居たが、
今の時代には限られており、
修理依頼が殺到する事態になっている。
当然、修理パーツも入手し難いので高くつく。

他にはBDレコーダーとTVモニターがあれば、
一応、音声A,映像Vシステムが組めるが、
欲を云えばノートパソコン(PC)があると幅が広がる。
そこにデジタルカメラやビデオカメラが加われば
クリエイティブに活用出来るというもの。
少しづつ揃えて発展させるのも楽しみな事ではある。

製品比較
思うにSPとAMPの組み合わせというのは
無限の可能性があってキリが無いのだが、
同じアンプ(AMP)を使って複数のスピーカー(SP)を比較し、
その違いを見てみたい。
もしかしたら、AMPによっては良い組み合わせが
あるのかもしれない。

この比較は複数回に及ぶ。(SPの違いを比較)
SP比較の為に使用するAMP
①JVC RX-EXA10(2005年=Bi-AMP/Single AMP切り替え)
②JVC CX-EXAR5(2009年)
*おそらくこの間で技術的な進展があったと推測している。
③JVC CX-EXHR99(2019年)現モデル
④JVC PC-R3(1981年)キャリングコンポのAMP
*④は飽迄も参考。(バブル時代の高級AMPはもう無いので)
 数字順にやるわけではない。

録音する機器
SONY HDR-MV1(Music Video Recorder)
*テスト録音した結果、設置距離とボリュームの関係で高音が強すぎる為、
 風防代わりにマイクにタオルハンカチを付けて高音を和らげる

比較①
①JVC RX-EXA10(2005年=Bi-AMP/Single AMP切り替え)
このAMPを使用した比較を最初に行う理由は、
SP-EXA10がBi-AMP使用なので、
Bi-SPとして鳴らした場合と、
ウーハーを1waySPとして鳴らした場合の
単純比較が出来るのが唯一この組み合わせだからだ。
前出した「1way+ツイーター」のSP-EXAR5(2009)
と近い製品でサイズも同じSP-EXA10(2005)を使い、
AR5が110mm1waySPを実現出来なかった
理由を知る事が出来るかもしれない。
最新のSPが90mmに留まっているのは、
AHBという低音増強システムがあるからだろうが、
大口径化を考えていたのは低音を出したかったからだろう。
その辺りが85mmSPと90mmSPの微妙な違いに出ている筈。
それらを知る機会になるだろう。

この比較に使用するSP
A SP-EXA10(2005) Bi接続 20mm/110mm
B SP-EXA10 (2005)1way 110mmのみ
*おそらくこの間でSPは次の段階に入ったのだと推測する。
C SP-EXHR7(2014)2way 20mm/110mm
D SP-EXN50 (2019)  1way 85mm
E SP-EXHR99(2019)1way 90mm
※ 事前予測
 EXAモデル,EXARモデルはAR5の仕様からして、
 それ程劇的な変化はしていないと推測。
 EXHRモデルの初期型1wayがあれば
 ヨリ参考になったと思うが、
 既にAHBシステムが導入されている等、
 技術的な面で大きく進展があったものと推測する。
 問題はHR7(2waySP)がどういう位置付けになるのか。
 最新モデルに2waySPは無くなっているだけに、
 存在意義が問われるところ。

音声データを作成するのに時間を要するが、
出来たら動画をUPしたい。

※尚、音が良い悪いという評価はしない。
 又、自分自身の片耳が一部の音を聞き取れない。
 そういう事は各人の耳の聞こえ方の違い、
 再生機器の差で同じには聴こえていない筈だ
 という強い確信がある。
 

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