2024年も残り時間が少なくなってきた。世間で話題となった漫画家たつき諒氏のマンガ、「私の見た未来完全版」が予言する2025年7月5日まで半年。私はこの予言を必ずしも信じているわけでは無いのだが、1つ気がついている事がある。「ナザレのイエス」を知っているだろうか。改めてそう聞かれると、知っているとも云えるし、知らないとも云える。所謂、「イエス・キリスト」と呼ばれている人物だが、何時生まれて、何時死 . . . 本文を読む
「キラキラひかる」というドラマを流している。その中で「真実は一つ~」という台詞があった。真実とは?という話をドラマの中でゴチャゴチャ言っている。「名探偵コナン」も「真実は一つ」と言っている。しかし最近、「ミステリという勿れ」では、「事実はひとつで真実は人の数だけある」という主張になっていて、この逆転現象に強い違和感を覚えたのを思い出した。ネット上では「事実はひとつ真実は人の数だけある」派が拡大して . . . 本文を読む
宇多田ヒカルが「ノンバイナリー」をカミングアウト! その正しい“定義”とは2021年7月1日6:15配信(ヤフーニュース・東京スポーツ記事)リンク切れするはずなので概要説明と私見を・・・。歌手の宇多田ヒカルがインスタ・ライブ配信で、”ノンバイナリー”を告白。”ノンバイナリー”とは、自身の性別を中性的に捉える事らしい。&rdqu . . . 本文を読む
釈迦の思想の中核は「縁起の法」にあると云っても良いくらいに大事なテーマです。詳細な説明の前にザックリと説明しておきます。「縁起の法」とは、釈迦が幼少期の体験や世間の出来事を見て、巷に溢れる悲しみ苦しみは何故起こるのだろうかと考察、苦行、瞑想の果てに導き出した法則です。物事は間接縁と直接縁の関係に依て某かの結果が生じる。その結果に新たな縁が加わる事に依って次の結果が生じる。この連続でこの世界が成り立 . . . 本文を読む
人々の苦しみに対し如何に対処すれば良いか、釈迦は道を求めて野に出て様々な修行をし、最終的に悟りを開きます。そこで導き出した一つの回答が「四諦八正道」(したいはっしょうどう)です。「四諦」については前回説明しました。今回は「八正道」について説明します。物事に対して正しい見解が持てなければ、正しい判断が出来ません。正しい判断が出来なければ、正しい対処が出来る筈が無いので、問題解決は出来ないという事にな . . . 本文を読む
まだ前説が充分でない様な気もしますが、追々鏤めていく事とし、いよいよ仏教理論に入っていこうと思います。今回は釈迦が若い頃思い悩んでいた事、この世の苦しみを解決する方法について述べていきます。この「四諦」の建付は以下の様になっています。A あなたの苦しみは○○○○ですね。B その原因はこういうところにあります。C この苦しみに囚われる事を止めて、解決すると決意しましょう . . . 本文を読む
2020年12月1日追記(下に追記あり)本来の”仏教”は宗教ではなく、哲学・思想的理論です。亦、「三法印」と「中道」は仏教理論の大前提です。扨、「三法印」は”諸行無常”,”諸法無我”,”涅槃寂静”です。仏教には”無”という概念が多用されますが、これと並び”空&rdqu . . . 本文を読む
仏教を考える上でもう一つ大事な事は、”中道 ”(ちゅうどう)という事です。簡単に云えば「両極端を避ける」という事です。釈迦は生まれた時に実母を亡くしており、母親の愛情を感じる事無く育っています。勿論、大事に愛情を持って育てられていないという事ではありませんが、母親の愛情を受けられるかどうかというのは、大人になっても影響を受ける可能性の大きな要素です。釈迦はシャカ族の王子です . . . 本文を読む
第3話の終わりで地獄の話をしましたが、充分に説明していなかったと思ったので、少し説明して於こうと思います。天国地獄は何処にあるのか知っている人は少ないでしょう。知っていたら行けそうな所にあるのに、行こうと思っても思った様にはならない世界です。天国の住人と地獄の住人は、”互いに認識出来ない”と述べましたが・・・。地獄は今あなたが居る場所にあります。天国は今あなたが居る場所にあ . . . 本文を読む
仏教の教えの基本は「三法印」であると云われています。「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」の三つが、仏教の教えを理解する上で大前提になっています。「諸行」とは、全ての存在、又は現象ですが、主として後者です。「無常」とは、変化しないものはない。「諸法」とは、ここでは全ての存在(狭義には物質を指す)「無我」とは、ここでは、物質的な実態が無い。(狭義)*広義では、あらゆる存在を否定する。「涅槃」とは、煩悩 . . . 本文を読む
「仏教は宗教では無い」と云ったら、どう思うだろうか。今では葬式仏教と揶揄される仏教ですが、釈迦が亡くなった時、弟子達は釈迦の葬儀をしていません。葬儀をしたのはヒンズー教徒達でした。それは釈迦が自らの葬儀を禁じたからですが、その理由はおそらく、「死んだ後の事を心配するより、生きている間に自分磨きをしなさい」というメッセージが込められていたのではないかと思います。第三話で述べた様に、今どういう生き方を . . . 本文を読む
人は死んだら終わりでは無く、始まりでも無い。朝起きて夜寝る。そんな事の繰り返しをしているに過ぎない。これを仏教では「輪廻転生」(りんねてんしょう)といいます。「転生」というのは二つの意味があるといわれています。一つはこの世に生まれる事。もう一つはあの世に生まれる事。人の本質は「魂」にあり、「魂」のホームはあの世であるので、正確にはあの世に還る(かえる)といいます。そうしてあの世とこの世を延々と往復 . . . 本文を読む
世の中の数多のニュースを見ながら、何故こんなにも理不尽がまかり通るのだろうか?と思った事はありませんか?或いは自分自身に起っている事について。よくニュースで事件や事故の犠牲者の遺族が、「何も悪い事していないのに、何でこんな目に遭わなければならなかったのか?」そういう事を異口同音に発言しているのを聞いた事があるでしょう。(具体的な例は示さない方が良いでしょう。)気持ちは解らないでもないけれど、事はそ . . . 本文を読む
小学生の頃、トロイ遺跡を発見した ハインリヒ・シュリーマン、マチュピチュ遺跡を発見した ハイラム・ビンガム、ツタンカーメン王墓を発見した ハワード・カーターにロマンを感じた。特に、誰もが唯の物語だと思っていたトロイが実在すると信じて探し出したシュリーマンの情熱には感銘を受けた。ただ外で汚れ仕事は向かないと思ったので、考古学ではなく文献研究をしたいと思っていた。「藝藩志」にも興味はあったが、限定30 . . . 本文を読む