藝藩志・藝藩志拾遺研究会

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1wayスピーカーで2wayスピーカーに対抗出来るのか?

2025年02月11日 13時40分40秒 | がんす(御座居ます)
2025.2.3. 初回
2025.2.10.     生録試聴動画

同じ事に飽きたので 
今回は前回までとガラリと違ってSP毎に音質セッティング。
今迄は出来るだけ同じ条件で音を出し、
スピーカー(SP)から出る音の違いに注目してきたが、
試聴していて単に比較しただけなら
1waySPが2waySPに負けてしまうのは明らか。
じゃあ2wayにすれば良いという結論になってしまう。
しかし、そんなに単純な結論を出してしまったら䏻が無い。
1waySPの能力を使いこなせていないのではないかと思う。
私は基本的にラウドネスや
(小音量時に高低音の音量を上げる機能)
トーンコントロールを
(高音と低音を別々に上げ下げするボリューム)
使っていないが、
試聴機器や試聴環境に寄っても音は違うし、
ましてやメーカーがセット販売していた組み合わせと違うモノを
使って音を出そうとするのだから、
SPを最大限生かすには、
これらの音質調整機能を最大限生かすべきではないかと思う。
そこで、今回は1waySPで2waySPの音に挑戦してみよう。

実はWOOD CONE SPの1waySPを購入してから
一度もトーンコントロールを使用していなかった。
というのも、聴き比べするのに同じ条件で試聴していたからだ。
しかし、既に機器同士の相性や試聴環境に合わせた音の調整
するべき段階になったと思う。
試聴で1waySPが2waySPより低音が弱いという傾向が出た。
しかし、2waySPの低音にはサブウーハーで対抗出来る。
だが、まだトーンコントロールも試していなかった。

試しにトーンコントロール使ってみたら、
こんなに音が出るのか?というくらい補正が効いた。
最近のJVCにはAHB(Active Hyper Bass )があるが、
サブウーハー無しでも重低音成分を多少増強する回路なので、
そもそも重低音成分が弱ければあまり増強出来ない。
AHBをONにしても、サブウーハーの様には効果がない。
これとトーンコントロールは別物で、
中高音と低音のボリュームを上げる回路なので、
重低音よりも高い周波数を上げて
低音が出ている様に感じさせる効果がある。
今回のテストに使うAMPは敢えてAHBが無いモデル。

AMPはCA-EXAR5(2009)を使う。
SPの見た目は同じ様だが
SP-EXAR5ではなく、
SP-EXHR7(2014)を使う。

1wayモデルとしては
SP-EXN50(2014)
この2つのSPは、
1wayと2wayの音の違いを比較するために
EX-AR3(1wayモデル)
EX-AR5 (2wayモデル)
のSPの代わりとして購入したもの。
(この2モデルのAMPは同じモノを使っていると思われる。)
SPはAMPより後の発売年のモノを意図的に選んだ。
前にも書いたが、
理由はAR5が110mmフルレンジ+20mmツイーターという
この手のSPでの採用に疑問を感じる方式だったからだ。

SP-EXN50とSP-EXHR7がトーンコントロールで
先日購入したDALI ZENSOR1に対抗出来る音が出せるのか、
という実験。

2月3日時点で録音は出来ていないが、
簡易的に聴き比べ自体はやってみた。
すると、
SP-EXN50   Bass +3 Treble  0
SP-EZXHR7  Bass +1 Treble +2
ZENSOR 1       Bass       0  Treble    0  (比較基準SP)
にすると自分の部屋の環境では、
それぞれのSPの音を最適化出来そうだと思った。
N50は中音に押し出し感があって、やはりボーカル向き
低音は補正した分、BOXサイズを超えた音に感じる。
逆に特性的にウルサく感じる面もある。
これはドンシャリ好きならウルサく感じるかもしれないということ。
しかし、ドンシャリ音は中音が間抜けた感じになるので、
好みの問題としか云い様がない。
低音が出ているかの様に聴かせているので、
ブックシェルフSPの中でも小型2wayモデルだから
対抗出来るのかもしれない。
ZENSOR 3 くらい一周り大きければ明確に差が出るだろう。

HR7は雑味のない音に感じたので、楽器演奏向きなのかな。
ただ、例えるとシングルCDの音みたいに普通。
歌手がTVで歌っている時の様な生感に欠ける。

ZENSOR 1はシャリ感が曲に依っては雑音に感じるし、
曲に依ってはライブ感に繋がっている気がする

三者三様の特徴的な部分は変わらないものの、
1waySPでも物足りない感じはしなかった。
大型のSP並に低音を出すならサブウーハーが必要になるが、
JVCのWOOD CONEを買おうと考える様な人は
大きな音を出せる環境の人はあまり居ないのではないかと思う。
そう考えると、初心者がセット販売の音響装置を買って
充分満足出来る商品といえる。
ここからSPを別のモノに変えていく事で
順当なステップアップが出来そうだ。
従って、JVC WOOD CONE シリーズの中古品を
ベースにしてステップアップしていくのはお勧め
自分も長くまともな装置を持っていなかったので、
スタートから始めた様な状況ではある。

初期型モデルもあるが、最新型モデルもあるので、
AMPまでカスタマイズしようとは考えていないが、
自分好みの音を見つけるのにSP選びは欠かせない。
ネットでSPの音を聴ける便利な時代になった。
ある程度は事前に取捨選択出来るが、
自分の生活環境にマッチするかどうか、
最後は実際に設置して比較するしかない。

とはいえ、
沢山あっても全く使わないのでは意味がない。
買っても後2回くらいだろう。

試聴メモ
AMP     CA-EXAR5
接続端子  バナナプラグ 
スタンド高      865mm     SPスタンド 
天井高           2400mm
SP間隔            600mm 
SPカメラ間隔 600mm

ZENSOR 1を基準にセッティング。
トーンコントロール値(Bass/Treble  )
ZENSOR 1 130mm/25mm 2way ( 0/ 0)
SP-EXN50 110mm/20mm   2way (+3/ 0)
SP-EZXHR7  85mm              1way (+1/+2)

補足
YouTube動画を見ていると、
様々な人が様々な考えを述べていて、
納得いく話もあれば、
それは昔の価値観じゃないかなと思う事もある。
そんな情報を総合的に鑑みると、
DALIのSPはドンシャリ気味な音作りをしていて、
他のメーカーも含めて、
売れているスピーカーは似た様な音作りをしている様だ。
中でもDALIは高音に特徴があると、
周波数特性のデータからも判るそうだ。
前回の試聴でシャリ感が強めだと感じたのは正しく、
JVCのWOOD CONE 2waySPが普通の音に聴こえたのは
フラットな特性であるが故の事だと判る。
その前提でZENSOR 1の特性に寄せて音を出してみるたが、
それをどう感じるかは人それぞれ。
若かりし頃、聴力テストをしたことがあったが、
其時は30Hz~18000Hzまで聴こえた。
難聴になって以後、今回久々にテストした結果、
聞こえる方の耳で20Hz~14000Hzまでしか聴こえなかった。
しかも、5000Hz~8000Hzで音量が下がり、
9000Hzでいきなりうるさくなり、
徐々に下がって15000Hzで消えてしまう。
聞こえない方の耳で、低音は音圧を感じるものの、
音としては聴こえてはいない。
実質的には100Hz~12000Hzで聞き取る事は出来た。
尚、5000Hz~8000Hsで音量が下がり、
9000Hzでいきなりうるさくなるのは同じ。
テスト後の耳鳴りが強く出る。
但しその音が本来の音に聴こえたかどうかは別。
単音としては聞き取れはしたが、
周波数成分が混ざって1つの音を発する時、
特定の周波数が欠落すると本来の音には聴こえていない。
機器的に音声変換したかの様な音として聴こえる。
自分の耳自体がドンシャリを感じやすい特性になっているので、
他の人とは違う音に感じているのかもしれない。     

ヘッドホン・イヤホン試聴用/詳細説明欄の時間で区切り
都合により、短時間で録音を終わらせた為、
比較対象のZENSOR 1の録音が出来なかった。
但し、メーカーが販売中のCA-EXHR99
を使って録音したものがある。
基本設計が10年も違ってしまうと
ZENSOR 1の方が有利になってしまうのだが、
敢えてコレで比較してみる。
(音の善し悪しではなく、音作り(クセ)の違いを見る為)
トーンコントロールを使っても、
基本的なクセは変わらず感じられる。
好き嫌いはあると思うが、
直接比較しなければ1wayでも充分満足できる音だと思う。














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