初 2025.1.20.
更新2025.1.21.
更新2025.1.27.YouTube動画 「木枯らしに抱かれて」
更新2025.1.29.追記
更新2025.1.30.追記
DALI ZENSOR1とJVC SP-EXHR7の比較をする
そしてついでにSP-EXHR99も。
※ヘッドフォン・イヤフォン使用前提
今回試聴に使うアンプ(AMP)は
CA-EXHR99(現在販売中のモデル)
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2025年1月20日15:00頃、ZENSOR1が届いた。
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DALIというメーカーは初めてだが、
振動板に木の繊維を使うという𠁅に注目して買う事にした。
前回書いたが、本当はOBERON1を考えていた。
ただ、ZENSOR1(センソールワン)
が思ったより安く買える機会があったので迷わず買った。
WOOD CONEシリーズのSPと
大きさが同じくらいのものにしたかったのでZENSOR1にしたが、
映画などの視聴には、より低音が出るZENSOR3の方が良いそうだ。
WOOD CONEのSP-EXHR7が
110mmウーハー/20mmツイーター 143×257×243(mm)
リアバスレフ
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ZENSOR1が
130mmウーハー/25mmツイーター 162×274×220(mm)
リアバスレフ
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因みにリアバスレフとは、
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エンクロージャー(スピーカーBOX)の後ろに
空気抜きの穴が空いている形式のSPのこと。
これで低音が増して聴こえる効果がある。
WOOD CONEシリーズと同じくらいのサイズといっても
一回り大きい。
やはりZENSOR1の方が低音有利なのかなと思った。
ZENSOR1を左SP端子に、HR7を右SP端子に繋いで、
真横に並べて聴き比べた。
これは片耳しかまともに聞こえないから仕方なくそうした。
まず気づいたのは、ZENSOR1の方が高音のキレがある。
それから、ZENSOR1の方が少し音が大きい。
ZENSOR1の出力音圧レベル(感度)が86.5dB/Wm
HR7の方は非公表で不明だが、EX-A10が82dB/Wm
恐らく同程度だと思う。
この4.5dB/Wmの差が出ているなと思った。
HR7の方は高音が余り自己主張せずに普通に聴こえてくる。
具体的には小泉今日子の「木枯らしに抱かれて」の
イントロ部分がシャリシャリに聴こえるのがZENSOR1。
対するHR7は真横で比較するので大人しく感じるが、
聴き疲れしないバランスの良い音だと思う。
クリックすると試聴出来る ↓
小泉今日子公式YouTubeの音源を使用。
この曲は試聴サンプルには凄く良い曲。
恐らく多くの人はZENSOR1の方が音が良いと感じるだろう。
自分的にはHR7の音は普通の音に聴こえ、
ZENSOR1の音が高音強めだなと思う。
「一千万円以上のオーディオセットで音楽を聴くと意外と普通」
という内容のYouTube動画があったが、
普通というのが実は一番自然体の音なのではないかと思う。
高音のキレが良いと良い音に聴こえはするけれど、
それが本当の音なのかは疑問がある。
しかし、何時も同じモノばかり食べていたら、
たまには違うモノも食べたくなるもので、
味変だと思えばどっちもアリという気がする。
人によって聞こえ方が違う事を考えれば本当に好み次第。
中音に関してはZENSOR1の方が大きく聞こえるが、
これは音圧レベルの違いで音量が違うのが原因。
低音はZENSOR1の方がSPの口径が大きいので、
強めかと思いきや、
音量を差し引くとそんなに差は無い様に思う。
従って両者の違いは中高音から高音迄の
シャリシャリ感にあると思う。
次にAMPとセットになっているSP-EXHR99と比較する。
90mm 1way 120×161×264(mm)バックバスレフ
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今度はZENSOR1の音が大人しく聴こえてしまう。
中高音から高音のシャリシャリ感はHR99の方が強い。
低音は流石にZENSOR1の方が強いが、
HR99の低音が出ていないわけではない。
このサイズのSPにしてはかなり出ていると思う。
しかし,1wayと2wayではやはり差が出てしまう。
だからといって1wayがダメということではない。
この差が気になるならサブウーハーで解決する。
中音はHR99の方がハッキリ押し出している感じがする。
これまたどっちが良いとは決め難い。
ボーカルを聴きたければHR99だと思う。
因みに歌手の事をボーカリストと言うが、
昭和ではシンガーと言っていた。
日本でボーカリストを名乗った最初のアーティストは
森川美穂らしい。
デビュー当時は一瞬でタダモノではない感があったが、
何でこんな歌歌っているのか違和感しかなかった。
ウチにあるSPは全て中古品なので、
エージング(慣らし)の必要はないと思うが、
ZENSOR1は何時から使っていなかったのか判らないので、
暫く使って様子を見る。
JVCはフルレンジSPを追求していきたい様だけれども、
以前の視聴の結果、日常的に使っていたのはSP-EXHR7。
フルレンジでも悪くはないが、
次はどのフルレンジSPにしようか?とはならないのは、
やはり2wayの方が良いというのが正直な感想なんだろう。
今回の試聴の結果は、
SP-EXHR99
90mm 1way がボーカル中心向きか。
ZENSOR1
130mm/25mm 2way が少し高音にシャリ感。
ライブ音源で臨場感が出やすいかもしれない。
SP-EXHR7
110mm/20mm 2way が普通に聴きやすい。
イヤホンの左右を入れ替えて聴いてみたところ。
「木枯らしに抱かれて」のイントロの部分で
裏拍子を打っている事が判った。
が、HR7だけはそれが聞き取れなかった。
やはり高音が少し弱すぎるという事なんだろう。
元の音源がかなり高音が出ているのに。
尚、トーンコントロールで調整出来る程度の中高音。
ZENSOR1が中間になったということは、
自分の耳感覚の基準も変化することになり、
これからZENSOR1が基準で音楽を聴く事になるだろう。
※ひとつSP-EXHR99の有利点は
サブウーハーを加えた時に重低音に対して
バランス良い高音,中高音が出せる事と、
音が引っ込んでしまわない。
ZENSOR1ではサブウーハーが目立つと
バランスが崩れる。
後2曲程あるので、出来たら追加する。
と思っていたが、次の投稿のテーマを思いついたので、
そちらの方で曲を採用しようと思う。