逐一、静かに悲しむこともできないのは、いかにも影響力持つ何かの性質だなあ。
でも、
うまらないよう わざわざ作られた溝、、を、
手を尽くしてあきらめ、日をおいての昨日、妹の1人に会ったら 普通に接してきて、
母は音楽を好んでいたね という話になった。
人によっては、音楽を好んでいた人でも弱った病床でいやがることがある。
たぶんに、微妙でも音楽の内容によるところもあったりするかもしれないし、
音には敏感だったり、聞くほうより演るほうだったら逆に働くのかもしれないし、
一概には言えない。
朝ドラのブギウギは、私は申し訳ないけどぜんぜん・・
しかし、寝たきりの母は聞こえてくる歌を楽しんでいたよう。母の若かりし頃の楽しい思い出と結び付いていたのかもしれないと勝手に思う。
妹もドラマ興味なしにしていたら、母が「何でも楽しまなきゃ・・」と。
ラジオから童謡が流れたときは、苦しそうにあえぎながらも歌おうとしていたらしい。
童謡を集めたレコードのあったことは私ほどには覚えていなかった・・・けど、
考えてみれば、私同伴で最後に行ったコンサートは、宮川彬さんの、童謡をテーマにしたトークコンサートだった。
実家にいたおわりのほう、私は、かろうじて残った状態の母の楽譜で、童謡のはいった歌の曲のピアノを弾き、聴いてもらっていた。
また、妹が母に聞かせていたラジオでビートルズの特集がかかったときに、母は「今日はビートルズが聴けて楽しかった」と言い、母がクラシック好きと思っていた妹を不思議がらせていた。
ビートルズも、同じく実家での最後のほう、ちょっと意識してピアノ(母が購入したその昔からは、随分色々と変わってしまった状態だったけど)で少し聴かせたりしていたのだ。
そのときはすでに、ピアノの音で表現するには厳しいような音しかならなくなっていたが、弾き手(私)が居る場合は何とか使えていた。
昨年のある時期には、その実家ピアノは音が完全にダメになった。
その場所にしまっていた母の歌の楽譜も・・
他愛ない話のあと妹と別れてチャリ(自転車)に乗るや、目の下がぬれた。
もうずっとぎゃーぎゃー泣いていたので珍しいことでもないんだけど。
妹が敢えて言ってくれたことではありながら。。。
どうも母がメッセージを残そうとしていたと思ってしまう。
ながなが、失礼しました。
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