「図書」の四月号に、司修さんが「朔太郎の『猫町』」を書いている。
関東大震災の非日常的な焦土が、猫町の見たこともない風景に反映されているというのです。
見慣れた日常が突然反転した裏返しの風景に感じれられる。
つ、つげ義春さんではありませんか。
ああ、図書の表4広告、二月号と四月号は三鷹の森ジブリ美術館なのな。
我が家の猫、チビやヒナは確かに我々と同じ空間を生きていたのだが、その世界をどのように認識していたのかはわからない。
猫道の空間はどうなっていたのか。
縁の下のようなところも閉ざされた道のようなものか。
野良猫でもうろついていてくれるだけで、鼠はいなくなる。
猫が人に甘えるとき、その人をどう理解しているのか。
本当のことはわからない。