明日からまた仕事ですが、ちょっと一杯のんでこの記事を書いています。
VT250Fも結構あちらこちらにガタが見えたので、半年ほど乗った後に次のバイクを探してみました。当時の私は埼玉県蕨市に本社のある会社の横浜開発分室の責任者をしていましたので、何かと埼玉へ行く用事もありました。その事から移動に便利なバイクが欲しいという事で、近所のバイクショップで見かけた「フリーウェイ」を購入する事にしました。
このバイクですが、近年のビッグスクーターの走りの様なバイクで、高速道路に乗れるスクーターとして話題になっていました。私が購入したフリーウェイではリアキャリアも付いていたので、荷物を載せて走るにはもってこいだったのです。
このフリーウェイですが、出だしの加速は同排気量の250ccのロードスポーツタイプのバイクには負けないもので、とにかくスタートダッシュの加速感は良い物でした。ただし高速道路に入ると、アクセルを幾ら回しても120km出るかどうかというもので、タイヤが小さい事もあってか、当時、横浜ベイブリッジが開通した頃だったのですが、ベイブリッジを走ると継ぎ目の金属部分を走る時に若干ハンドルが取られる感じもしたのです。(ちょっと怖さを感じる状況でした)
また冬場に走ると、水冷エンジンでフロントにラジエーターがあったのですが、そこからフロント脇に熱風が出てくるので、結構暖かく、冬の寒さ凌ぎには重宝しました。
このバイクでは月に何回かは横浜~埼玉県蕨市の往復をするほか、偶に気分転換にツーリングで静岡方面へも足を延ばすなど、結構、いろんな景色を共に見て回ったスクーターで、今でも思い出深いバイクです。車体は120kgなのでそれほど重くもなく、取り回しも楽なうえに座って移動する時にも姿勢的にはもの凄い楽なバイクでした。
ただ当時、スクーターで高速道路に乗れるという認知度も低く、外環線に乗る時に料金所の叔父さんと言い合いになった事もしばしばです。
「あー、お兄ちゃん。スクーターは高速道路に乗れないから」(料金所のおじちゃん)
「いや、これは250ccだから乗れますよ」(私)
「いやいや、だからスクーターはダメなの!」(おじちゃん)
「じゃあ、ナンバープレートを見て下さいよ!」(私)
こんな感じで話をして、料金所でおじちゃんがナンバープレートを確認して、しぶしぶOKしてくれた事が幾度がありました。
いま中古車市場では、偶にこのバイクを見かける事もありますが、とても懐かしく良いバイクでしたね。