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西伊豆の塩カツオうどん

 私が子供の頃、春から夏への季節の変わり目にある長雨の時期を「梅雨」と言いました、そして梅雨には入梅と梅雨明けがしっかりありました。しかし近年では五月後半から気温はうなぎのぼりで、その後には梅雨がありますが、いつ梅雨明けを迎えたのかは以前ほど明確ではなくなっています。明けた様な陽気が続き、天気予報でも「梅雨が明けたと思われる」と言いますが、少ししてから長雨が続いたりしていますからね。そのうち九月も過ぎて、いきなり秋が来たりしていませんか?

 ここ最近もこの梅雨の天気が続いていて、週末スッキリと晴れるという事も無かったので、バイクには乗っていませんでしたが、漸くこの週末には天気も良くなりそうでしたので、ちょうど3連休という事もあり。有給を1日を使い4連休としました。有給で平日に少し走ってもたまにはいいでしょう。

 7/14(金)は前日まで少し雨は降っていましたが、朝から曇りでした。しかし雨は降らなそうな感じで、天気が良ければ猛暑日となっていたと思いますが、曇りだとそれほど暑くもならないし、バイクで走るには良い天気だと思いました。

 昨年9月に友人とバイクで石廊崎までツーリングした時、道の駅で食べた塩カツオうどんが美味しかったので、この日はそれを食べに行こうと考え、自宅を朝9時頃に出発しました。

 ルートは国道1号から藤沢の先で新湘南バイパスを利用し、平塚から大磯を抜けて西湘バイパスを走り、箱根新道を使い箱根を越えるルートを想定。そこからは伊豆縦貫道を利用して、西伊豆スカイラインを走り松崎まで行く事としました。

 国道1号から西湘バイパスまでは平日という事もあって、それほど混雑無く走れました。天気も曇っていたので気温もそれほど爆上りする事なく、快適な走りで進んでいけました。

 西湘バイパスでは西湘PAに立ち寄りましたが、やはり平日という事で、休日であればバイクで溢れかえっているバイク置き場もガラガラな状況でした。この西湘PAは以前に国府津PAと呼ばれていて、私が若い頃には週末の夜中には、峠の走り屋の車などが多くいた場所でしたが、今は綺麗に整備されスッキリしています。ただ残念なのは、食べ物の店がキッチンカー1台だけしか無い事で、私の知人で国府津PA時代の食堂でラーメン食べる事を楽しみにしている人が居ましたが、彼は今はどうしているんでしょうか。

 ここで雲間から日差しが出始めていましたが、箱根や伊豆方面を見ると山頂周辺に雲が掛かっている様子でした。だから酷暑にはならないと思い走りを続けました。

 GIXXER150は100km巡行も出来るので、この西湘バイパスの走りで特にストレスを感じる事はありません。インカムでお気に入りの音楽を聴きながら小田原から箱根新道に乗り換え、箱根峠へ向かいました。

 箱根の山頂あたりには雲が掛かっている様に見えましたが、箱根峠につくとガスはかかっていませんでした。もう少し高い所ではガスっているのでしょうが、ここは視界良好で涼しい場所でした。ここから箱根峠を一気に下り三島から伊豆縦貫道に乗るのですが、下に下れば下る程、ムシムシしてきて薄日に出ている日差しもあいまって、そこそこ暑さを感じる陽気でした。

 伊豆縦貫道では修善寺料金所の脇に城山があります。アニメの「ゆるキャン△」では、伊豆にあるジオスポットとして紹介されている場所ですね。

 最近、Amazon Primeで「ゆるキャン△」のアニメに個人的にはまっていまして、子供たちにはバカにされていますが、先日、コンロやケトルを購入してもいるので、近々、ソロ・ディキャンプでも行う事を真剣に考え始めています。

 さて、修善寺で伊豆縦貫道を下りたら、そこから戸田峠方面へ進んでいきます。この修善寺界隈も休日には人がごった返す場所なのですが、この日はガラガラで順調に走りを進めていきます。戸田峠へ向かい、山を登っていくと、周囲の山にガスが掛かっているのが良く見えました。また風も思ったより強く吹いています。

 途中、だるま山高原レストハウスに入り、西伊豆スカイラインのコースを確認。

 ここからは沼津方面の駿河湾が一望出来ました。天気が良ければ富士山も見える場所なんでしょう。この日はシニア夫婦がテラスで静かにアイスコーヒーを飲んでいました。

 ここの近くの霧香峠というのがあり、そこも眺望が良いとありましたので立ち寄る事にしました。

 この霧香峠はちょうど西風が山を駆け上がる場所に当たっている様で、現地に着くと眺望どころか強い風に乗って雲が峠を駆け上がっていました。写真では中々伝わりませんが、人がおらず風がビュービュー吹いている中、下から雲が次から次へと上がって来る景色は、少し怖いものがありますね。写真ではそれほどガスは掛かっていませんが、少し経つと濃い霧に覆われたりしたので、すぐにバイクを動かし西伊豆スカイラインへと向かいました。

 西伊豆スカイラインは休日になると多くの人達が走る道なのですが、この日は本当に車が少なくて、対向車で来る車は全てライトオンの状態でした。これはこの先、濃霧になっている事を表しています。道路も森の中を走っている間は良いのですが、西伊豆スカイラインは山の峰を走る道路なので、森を抜けてからは濃霧状態でしかも風が強く吹いていました。場所によってはセンターラインも薄くなっている場所があって、10メートル先も見えない場所では、道路もよく判らず正直恐怖を感じる様な場所となっていました。

 天気が良ければこの西伊豆スカイラインは眺めも良くて、走るには良い場所だと思うのですが、正直、この日は恐怖の道でしかありません。車やバイクが多く走っていればそれほど恐怖も感じませんが、この日は平日、車やバイクもほとんどすれ違いませんし、後続車も来ない状況です。これ、夜だったらもっと怖いでしょうね、まあそんな時に来る事はないでしょうが。

 この西伊豆スカイラインの先で美味しいアイスを出してくれる店があるという事なので、とにかく景色が殆ど見えない霧中の道を必死に走っていきました。

 西伊豆スカイラインを30分ほど走り抜け、西天城高原にある牧場の家に到着、この日は私以外にもう一人バイクの人がいました。店に入っても店員は何も気づかない様なので、カウンター越しに「すみませーん!」と声かけると店員が出てきましたので、メニューでみかんジャムトッピングのアイスクリームを注文しました。

 自家製のみかんジャムも美味しくて、これはお勧めのアイスです。近くに行ったら食べて見て下さい。

 ここで20分ほど休憩して、13時半頃に出発。ここから堂ヶ島へ下りて、松島へ向かいます。ちなみにここに「ゆるキャン△」の立て看板がありました。人気あるんですね。

 この西天城高原はガスっていて涼しかったのですが、山道を下って行くと気温と湿度が上がっていく事を感じます。堂ヶ島では日差しもあって酷暑とまでは行きませんが、それなりに暑くなっていました。山を見上げると山頂は雲の中なので、先ほどまでこの雲の中を走っていたんだなと思いました。

 堂ヶ島から松崎に国道136号を走り、松崎から下田方面に県道15号を走ると「道の駅花の三聖苑 伊豆松崎」の到着します。

 ここは山間で静かな場所です。この日も鳥の鳴き声と風に揺らされる樹の音が良く聞こえました。ここに天城山房という日本料理屋+お土産屋がありますが、そこで「塩カツオうどん、天城丼セット」を注文しました。丁度14:30でオーダーストップでしたが14:15分に入ってギリギリセーフでした。

 これはうどんに塩カツオ節がかけられていて、そこに生卵が乗っています。ショウガをかけてかき混ぜて食べますが、これが結構美味しいんですね。昨年9月に来た時、初めて食べましたがそれ以来、久しぶりに味わいました。これだけで満足です。

 さて、食べ終わると時間も15時になっていました。今日のツーリングは近場という事で家族にも言っていたので、そろそろ帰らなければなりません。時間があれば東伊豆の稲取細野高原も行きたかったのですが、タイムオーバーとなったので帰る事にしました。

 帰り道は天城峠を越えて、伊豆市の月ヶ瀬から伊豆縦貫道を通り箱根を抜けるルートです。箱根峠は朝とは打って変わって濃い霧に覆われていました。

 たださすがに国道1号線は交通量も多いので、西伊豆スカイラインの様な恐怖感を感じる事はありません。箱根から先は、来た時には西湘バイパスを利用しましたが、帰りは小田原厚木道路を利用して、東名高速の綾瀬スマートインターチェンジを利用しました。

 自宅に到着したのは18:30頃で、この日の走行距離は312キロでした。

 


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