見て喜びあるくブログ

ヤビツ峠

 GIXXER150を購入してから、とかく週末はどこかへ出かけてしまいます。

 以前にも少し書きましたが、私の仕事では「リモート勤務」という体制になってから、通勤も無くなってしまい、朝から晩までひたすら自宅のPCの前に座って仕事をしています。偶に昼食などを買いに行ったり、タバコを買いに行くために近所のコンビニに行くか、週何回かは地元のスポーツセンタのトレーニングルームで運動する以外は、とにかく自宅に籠っているのです。

 その反動もあってか、GW明けにバイクが来てからというもの、週末は大体どこかへ出かけている生活になっていて、この日もヤビツ峠へ近距離ツーリングで行ってきました。

 ヤビツ峠とは、神奈川県に住んでいる方であればご存知とは思いますが、秦野市から宮ケ瀬ダムに抜ける道で、表丹沢に位置する峠です。私は中学生の頃、兄が登山にハマっていた事もあって、ヤビツ峠から岳の台という山への日帰り登山で言ったり、また学生時代には先輩が峠走りにハマっていたので、深夜に連れてこられたりしました。

 先輩などは真面目に「ヤビツ峠で小人を見たぞ!」なんて力説していましたが、私は全く見ていません。

 

 場所はGoogle Mapを埋め込んだので参考まで。

 この日は月一回の通院日で、午前中は病院で検診を受けていました。診察自体は1時間ほどで終わりますので、11時には二俣川の病院を出発して、その後、国道16号の保土ヶ谷バイパスを抜けて、そこから国道246号線で秦野市へ向かいます。

 途中、伊勢原あたりでコンビニに入り小休止して、これから行くヤビツ峠方面を眺めると、雲がニョキニョキと出始めていました。一応、天気予報ではにわか雨の危険性も無いとの事ですが、峠はガスに包まれている事も考えられ、少し不安になりました。

 この日の天候は、晴れていて汗が滲む程度の陽気でしたが、バイクを走らせると風が心地よい位で、バイクで出かけるにはもってこいの陽気です。コンビニを出てから国道246号を走り、弘法山の坂を上り善波トンネルを抜けると秦野市に入ります。そして名古木の信号を右折して、まずは蓑毛というヤビツ峠入り口まで向かいます。

◆蓑毛到着そしてヤビツ峠

 国道246号から蓑毛までの区間は、途中からかなりの急坂なのですが、幾台ものサイクリング自転車を追い越しました。サイクリングで秦野から宮ケ瀬に抜ける人もかなり多く、この日も結構なサイクルツアラーが居ました。
 蓑毛にはバスの折り返し停留所と、小さな売店があります。またここの沢にはマス釣りセンターもあったりしますので、この沢には魚がいるのかもしれません。

 ここで一旦小休止のあと、峠道を登っていきます。

 この蓑毛からヤビツ峠までの道は、道幅も狭く右へ左へとつづら折りの様な曲道の上り坂が続きます。自転車を始め、車やバイクも結構頻繁に通るのですが、実は日に何本か地元の神奈川中央交通の路線バスも通る道なのです。この路線バスと出会った時には結構厄介な道なのですね。
 この日に私の行った時間帯には、路線バスが無かったので良かったのですが、それでも車やバイク、ロードスポーツタイプの自転車に乗った人がそれなりに走っていました。中には自動車で信じられないスピードで上り下りする人もいるので要注意です。

 ヤビツ峠まで約1/3の場所には「菜の花台」という休憩場所があります。何でも夜中に来ると秦野市から湘南方面までの夜景を見る事が出来る絶景スポットと言われています。しかしこの休憩所の公衆トイレで、以前に自殺した人の遺体が発見された事もあり、一部では心霊スポットとも言われています。この日の私はここで小休止しましたが、遠くにうっすらと相模湾が望めました。

 小休止のあとは、ひたすらGIXXERでトコトコと登り続け、ヤビツ峠に到着。ここまで蓑毛から約30分という処でした。峠も青空は見えていましたが、やはり雲は多めで気温も少しヒンヤリ肌寒い感じです。バイクや自転車、車で来ている人も多く、それぞれが思い思いの休憩をとっている感じでした。

 私はここで、秦野のコンビニで買ってきたおにぎり2つとコロッケ一つを昼食代わりに食べ、宮ケ瀬に向かいます。
 このヤビツ峠から宮ケ瀬のルートは別名「裏ヤビツ」と呼ばれていますが、道も狭く悪路で、車で行き違いが出来ない場所も幾つかあります。その為にこの様に呼ばれてもいますが、この道も確か去年まで(だったかな)は一部通行止めがされていて通り抜け出来ない状況でした。

 まずヤビツ峠から少し下ると「護摩屋敷の水」と言われる湧き水の取水場があります。この水は「神奈川百名水」の一つと言われていましたが、最近では大腸菌が検出されたという話もあり、生水の利用は控える様にという注意喚起がされてます。しかしこの日も幾人かは水を汲みに来ていました。

 この「護摩屋敷の水」から後、50分間はひたすら裏ヤビツの抜け道を走ります。途中、札掛という場所に小さな集落がありますが、とにかく走りづらい道がひたすら続きます。今から二十年近く前、今の嫁と付き合っていた頃、車で抜けたときに比べたら、道も所々改修され、走りやすい区間もありましたが、やはり全体的に走りずらい事は、あまり変わりありません。
 この裏ヤビツの道で怖いのが、カーブミラーが所々で使い物になっていない事で、しかもそんなカーブミラーの場所に限って、車一台がやっと通り抜けられる様な急カーブであったりします。だから勢いづいて走っていて、もし対向車が来たり、自転車がいたりすると確実に事故につながりますし、怖いのはそんな場所では携帯電話のエリア外になっているという事です。あるバイク系のユーチューバーも、この裏ヤビツは「恐怖の道」と表現していますが、その状況は未だにあまり変わっていないと感じました。おかげで写真も撮る余裕が無いので写真はありません。

◆虹の大橋

 宮ケ瀬まで抜けたら、左に曲がり数分ほど走ると「虹の大橋」という大きな橋があり、その先に駐車場があるので、そこで休憩しました。この「虹の大橋」は神奈川県でも有名な心霊スポットで、宮ケ瀬ダムが出来たばかりの頃には、何人かはこの橋からダム湖面にダイブして亡くなっている場所です。しかし昼間に来ると、長閑で良い場所なのです。

◆おまけ:オギノパン

 宮ケ瀬に来ると、私はこの「オギノパン」でパンを買っていきます。ここでは「丹沢あんぱん」というのと「揚げパン」が有名で、特に揚げパンについては県内の給食のパンは、ここで作られていたと言われています。結構、懐かしの味でお勧めですので、地図もつけておきます。

 

 こんな感じで、この日のツーリングは終わりました。


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