私の暮らす伊勢崎市の市長が、新型コロナウイルスのワクチンを優先接種しました。以下のニュースによると、4月27日に接種を終え、5月14日の記者会見で接種の事実を明らかにしたようです。
【首長らのワクチン優先接種、首都圏の7都県で相次ぐ<新型コロナ>】
https://www.tokyo-np.co.jp/article/104287
【伊勢崎市長 医療者向けワクチンを接種 群馬】
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210514/1000064395.html
首長の優先接種に関しては、擁護し、理解を示す意見もあるようですが、私は伊勢崎市長の優先接種は全く理解できません。以下の点を、市長に問いたい。
・優先接種が許される根拠は何なのか?
・なぜ事前説明がなかったのか?なぜすぐに公表しなかったのか?
・感染した場合の市政停滞を懸念したそうだが、感染したくらいで本当に市政は停滞するのか?
・新型コロナ以外の病気にかかった時、市政は停滞しないのか?
・医療者向けワクチンを接種したということは、医療に従事する覚悟の表れなのか?
市長は「感染すれば市政や新型コロナ対策が停滞することになる。危機管理の考え方を間違えていない」と会見では語ったそうですが、私は危機管理の考え方を間違っていると思います。自分に何かあっても問題ない体制を整えておくのが、組織の上に立つ者の役割であり、それこそが危機管理の本来のあり方であるはずです。
また、かつて総理大臣を務めた小渕恵三さんは、総理大臣在職中に脳梗塞で倒れ、執務不能となり、そのまま亡くなってしまいましたね。小渕さんが倒れた時、国政が停滞し、混乱が生じましたか?海外に目を転じれば、大統領が暗殺された例もあります。独裁者の死もあります。そのような時、それらの国が停滞し、混乱しましたか?ちゃんと存続していますよ。市長が新型コロナに感染したくらいで、市政が停滞するとは全く思えません。
仮に、市長の主張通り、新型コロナに感染したら市政が停滞するとしましょう。そうした場合、他の病気になった時も、市政が停滞することになりますね。他の病気の対策はどうしているのでしょうか?健康を崩して市政が停滞してしまうのであれば、健康維持が市長の仕事になってしまいませんか?臂泰雄さんは68歳と高齢なのだから、若くて健康な人に市長職を譲ったらどうですか?
「SDGsによる共生」を市長は掲げていますが、「誰一人取り残さない」がSDGsの理念でしたよね。本件では、大多数の市民を取り残したわけです。この言行不一致をどう考えているのでしょうか。
自らの行動が正しかったのか、良く考えていただきたい。正しかったと言うのであれば、その理由を説明していただきたい(上述の通り、現状の説明では明らかに不十分)。
最後に、以下の記事から一文を引用しましょう。この茂原荘一町長こそが、首長のあるべき姿だと思いませんか。
>甘楽町の茂原荘一町長(73)は、同地域の優先接種対象年齢に達しているものの、「住民が優先」との考えから予約を入れていないという。
【コロナワクチン、群馬県内は9市町村長が既に接種 「危機管理上の対応」 住民からは「不公平」の声も】
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/294949
【首長らのワクチン優先接種、首都圏の7都県で相次ぐ<新型コロナ>】
https://www.tokyo-np.co.jp/article/104287
【伊勢崎市長 医療者向けワクチンを接種 群馬】
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210514/1000064395.html
首長の優先接種に関しては、擁護し、理解を示す意見もあるようですが、私は伊勢崎市長の優先接種は全く理解できません。以下の点を、市長に問いたい。
・優先接種が許される根拠は何なのか?
・なぜ事前説明がなかったのか?なぜすぐに公表しなかったのか?
・感染した場合の市政停滞を懸念したそうだが、感染したくらいで本当に市政は停滞するのか?
・新型コロナ以外の病気にかかった時、市政は停滞しないのか?
・医療者向けワクチンを接種したということは、医療に従事する覚悟の表れなのか?
市長は「感染すれば市政や新型コロナ対策が停滞することになる。危機管理の考え方を間違えていない」と会見では語ったそうですが、私は危機管理の考え方を間違っていると思います。自分に何かあっても問題ない体制を整えておくのが、組織の上に立つ者の役割であり、それこそが危機管理の本来のあり方であるはずです。
また、かつて総理大臣を務めた小渕恵三さんは、総理大臣在職中に脳梗塞で倒れ、執務不能となり、そのまま亡くなってしまいましたね。小渕さんが倒れた時、国政が停滞し、混乱が生じましたか?海外に目を転じれば、大統領が暗殺された例もあります。独裁者の死もあります。そのような時、それらの国が停滞し、混乱しましたか?ちゃんと存続していますよ。市長が新型コロナに感染したくらいで、市政が停滞するとは全く思えません。
仮に、市長の主張通り、新型コロナに感染したら市政が停滞するとしましょう。そうした場合、他の病気になった時も、市政が停滞することになりますね。他の病気の対策はどうしているのでしょうか?健康を崩して市政が停滞してしまうのであれば、健康維持が市長の仕事になってしまいませんか?臂泰雄さんは68歳と高齢なのだから、若くて健康な人に市長職を譲ったらどうですか?
「SDGsによる共生」を市長は掲げていますが、「誰一人取り残さない」がSDGsの理念でしたよね。本件では、大多数の市民を取り残したわけです。この言行不一致をどう考えているのでしょうか。
自らの行動が正しかったのか、良く考えていただきたい。正しかったと言うのであれば、その理由を説明していただきたい(上述の通り、現状の説明では明らかに不十分)。
最後に、以下の記事から一文を引用しましょう。この茂原荘一町長こそが、首長のあるべき姿だと思いませんか。
>甘楽町の茂原荘一町長(73)は、同地域の優先接種対象年齢に達しているものの、「住民が優先」との考えから予約を入れていないという。
【コロナワクチン、群馬県内は9市町村長が既に接種 「危機管理上の対応」 住民からは「不公平」の声も】
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/294949