公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

他のフランチャイズ

2009-04-01 | 個人塾の経理
知人が、ガウディアの教室を始めるというので
野次馬根性で見学に行ってきました。

くもん教室より大変そう・・・・
労働対価はさらに更に、低いことになるだろうナァ・・・・・

知人は、くもんから独立したものの、
生徒が減る一方で、やむにやまれず、他のフランチャイズで、ということで
大手の塾が最近発足した新教材での教室に転換することにしたのですけれども。

その一。フランチャイズ契約の内容としては、新規開設とすれば、くもんの方がはるかにマシ。

その二。教材テキスト以外はすべて、CDから、自分でパソコンで印刷するシステムになっている。
     在庫を抱えずに済む、送料が要らないというメリットはあるものの、
     各種テスト、保護者への学習経過報告書、その他諸々すべて自分で印刷しなければならない。
     指導者の手間は・・・・・くもんどころではなかろう・・・・でロイヤルティが同じレベルでは・・・・

その三。会費は生徒が直接、本部納入するシステムで、本部から指導者へ支払われる。
     集金等の手間はかからなくなるかも・・・・? 
     しかし、未納等の督促は教室でするようです(CDに書式が入っている)
     (くもん以上に、生徒はガウディアの生徒であり、教室指導者は会場を貸して採点だけするような気がする。)

その四。同一教室で、二つの看板が挙げられるような話だったが、
     ガウディアで対応する学年については、ガウディアのみの指導となる。
     つまり、六年生の教材が出来上がる二年後には、
     自教室の全小学生に対して他の教材の使用はできない状況となる。
     中学生になったら・・・・河合塾?

その五。長さ・図形・文章題など、くもん教材で扱っていない部分をメインにしてある。
     計算関係等も取り上げてあるが、小学校の教科書と同じ配分になっている。
     確かに、くもんの計算力に特化したテキストに物足りない人にとっては、≪良い≫面もあろうかと
     思われなくはないが・・・・・くもんでは計算力にプラスできないから、計算以外にも、となるのであって
     低学力の子に、雑多な課題に取り組ませても、身に付くとは思えない。

その六。フランチャイズであるからして、当然、教室・指導者の独自性は認められない。
     (知人のところは、いわゆる島形式だが、ガウディアでは教室形式を推奨。
      本部に確認してみると、担当が言っていた)

その七。「採点には気をつけたほうがいいです、私も採点ミスをして保護者からクレームがありました・・・・」
     冗談のように担当者はそんなことを言っていたが・・・・・・
     自習式学習のキモがわかっていない、と感じた。他にも、復習回数などについても・・・・

たかだか、2~3時間の見学、情報収集に過ぎないので、個人的な印象だけですから、私が見損ねた良いところもたくさんあるのかもしれませんけれど、
私はやっぱり、
大手の看板なんかなくても、
生徒それぞれに必要なことを必要なだけ対応できる個人塾の方がいい、
と思って帰ってきました。
計算力、語彙力だけでもしっかりつけてあげたほうがいい子、
プラスアルファで、図形問題や、その他の分野も足していける子、
人はほんとに十人十色ですから。





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