公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

くもんに通わせるべきか、というおたより

2014-03-24 | 読者からのコメント・おたより
今年一年生、と年中児のお父さんから、くもんに通わせるべきかとうかという
お問い合わせをいただきました。

お住まいの県に、脱くもんの教室があれば紹介してほしいという事でもありました。

脱公文の教室はいくつかあると思うのですけれども
現在それらのお教室がそれぞれどのような学習指導にあたっているのかということは
私にはわかりかねますし、
いずれにせよ、各指導者のカラーで独自展開しているので
個人的に知らない人を安易にご紹介するわけにはいかないし、
通える範囲内にあるものかどうかもわかりません。

それで。

お近くにくもん教室があるのなら
教室見学・無料体験などに行かれて指導者と話をしてみるべきだと
お勧めしました。

私は言ってみれば公文にケチをつけるようなブログ記事を書いているのですが
公文式の、自学自習力を伸ばそうとする教育法は≪正しい≫と考えています。
だからこそ、
現在のシステムをなんとかして
指導者たちが公文教室で食べていくことができるようになってこそ、
と思うのです。

パート感覚でインストラクターに応募してくる人たちに
いくらお金をつぎ込んでも、次から次へとやめていくことになってもったいないし
そのくらいなら、既設の教室の発展のために費用をかけて
どこの教室でも200教科は維持できる、
そういうくもん教室が当たり前になってくれば
くもんに対する世間の見方も変わってくることでしょう。

私も公文時代には様々なことを勉強させてもらいました。
身を捨てて世の為人の為・・・・・・という「洗脳」には引っかからず
   (講師の中にはそういう嘘くささに耐えられないタイプの人もいましたしね)
いいとこ取りだけしてきましたが
その分、9年間でけっこうなロイヤルティを貢いできましたので。

時折、インストラクターの方などから
研修に行かなければならないのも大変で・・・・・・という愚痴も
聞きますけれども。
確かにくもんの宣伝に終始するようなくだらない必修研修もありますが
指導上参考になるものも結構あるのです。
まあ、ご自身が勉強する事が好きでない人は、
学校の先生を含め、こどもの指導者向きではないのです。




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2 コメント

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最後の学習日 (Unknown)
2014-03-28 16:28:38
昨日は30年以上続いた公文教室の最終日でした。
数年前、近くの教室が更に近く、300メートルギリギリに
進出し、結局私の教室は競争に負けてしまったのです。
保護者の方へは閉鎖理由の真実を、40%の上納金、家賃のことを全て話し、納得していただきました。
しかし、無念です。残った生徒の何人かは勝った教室に行くのですから。
この教室の指導者は元友人。教室が近くなることは移転後
他から聞きました。
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Unknown (Unknown)
2014-03-28 09:00:42
私は公文指導者です
学習力を付ける学習方は本当に優れた物と思ってます

先日も生徒から先生、月謝 取りすぎ~儲け過ぎ~なんて言われ、結構 凹みました。親御さんが言ってるんでしょうね。
実は 赤字ぎりぎりなんだよ、なんて誰も思わないですよね

研究会もインストラクター制度を見直し、二年間の収入を保証するそうです。
それを支えるのは 私達のロイヤリティですね
二年後…本契約で現実を見て やはり辞めとこーの繰り返しなのでは?
ずっと そんな教室を私達の生徒からの会費で支えるんだ…と思うと 自分の仕事に??と。

それだけの余力があったら アシスタントも増やして 環境を整えられるのに。。。
教室が始まり 子どもたちを見たら すっかり忘れて 指導に没頭する…確定申告で我に返り 苦悩する…

その連続で今があります
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