公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

タッチペンでの英語教材

2014-03-18 | 現在の教室運営
くもんのCM、去年あたりは英語のタッチペン学習が「売り」でしたね。
実のところ、「あれ、面白そうじゃん・・・・・・」と思っていました。

うちの教材屋さんはプリントだってモノクロだし、英語にはCD付きとはいうものの
ローテクで・・・・・・
最近、別のところで「タッチペンで・・・・・・くもんのパクリです」という教材を見つけました。
さっそくフルセット買ってきて
四月から英語学習開始予定の現在三年生の子に
「どう?これでやってみる?
君がテストケースだよ、君で成果が上がるようなら、これからのうちの生徒の
英語導入はこれで行くことにする・・・・・・」

面白そうだと目を輝かし、お母さんからのご報告では
「もう、帰ってくるなり次々とやってみています」とのこと。

どの時点で現行の教材屋さんのテキストにつなげるかという問題があるので
テキストは全巻購入してきて、これから詳細検討に取り掛かります。

こういうところが、フランチャイズではない強みです。

現在の教材屋さんの数学は文句なしで
近くの公立一貫校に行っている女の子は三年生の期末に数学100点など
好成績をあげているのですが
国語では一部教材屋さんのテキスト、のびのびジャンプその他も併用しています。

くもんの教材は国語だけがⅠ・Ⅱと倍量ありましたよね。
語彙を増やすということからも《量》は必要なのですが
英数と同枚数・同復習量ではとてものことに学年越えを維持はできかねていました。
Ⅰは二回、Ⅱは一回で進めるといい、なんて地区担当には言われていましたが
それで進められるものなら苦労はない、というもので。

昔から「数学のできるヤツに数学を教わるな」とよく言ってきました。
「なんでこれがわからないのか、教える側にわからない」から。
でも、国語についても同じことが言えそうで
先日三年生の女の子に最近読んだ本を持ってこさせて、
「どんなお話だったの?」と説明させてみました。
主語があやふやになってしまったり、述語とねじれたりしながらも
「よく覚えているね」と感心するほど事細かに内容を説明してくれました。
で、最後に
「その猫ちゃん、それからどうなったの?死んじゃったのかな?」と尋ねると
「ううん、おばあちゃんと遠いところで元気になって生きてる」と言い切ってにこにこ。
ストーリー上、そんなはずはないと思えたので
「じゃあね、最後の一章は先生が読むから聞いててね」
私が読み終わると
「モモちゃん、死んじゃったんだね」とようやく腑に落ちたようでした。

うーっ、なんで自分で読んだときにはそれがわからなかったのだろう・・・・・・
そこが私にはよくわからないのです。
記憶力は悪くはない子なのに、ちっとも読めていないなんて。
仕方がないので、毎週「読んだ本」を持ってこさせることにしました。
しかし。
英語の新教材の対応も当分私がやることになりますし
他にも私が対応しなければならない「よくわかっていない子」も何人もいるので
教室での私の仕事は増えるばかりです。







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