公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

元公文の社員という方から

2013-05-15 | 読者からのコメント・おたより
元公文の社員という方からおたよりをいただきました。
う~ん、なるほど・・・・・・

現在公文教室では稼ぎにならないのは事実であり、研究会そのものも破滅に向ってまっしぐら、とは思うけれど、昔は能力のある先生はちゃんと利潤をあげていて、家を建てたり、さほどやり手というタイプの人でなくても自宅開設でそれなりの収入を得ていたという時期もあった・・・・・・とのこと。
ふ~ん、そんなことが可能だったんだ、へえ~・・・・・・
という話はさておき。

おたよりの中に
≫私が創業者から教わったことは
①何をするかより何をしないのかのほうがはるかに重要、しないことについては指導者の能力、性格によって個人別であり一般化できない。それを見極めるのがよい地区担当

②指導者が忙しくなりすぎるようなことは極力しない。必要な時期に必要なことを最小限生徒にほどこしてほとんど教材だけで力をつけるのが公文式。ただどの生徒がいつ、なにが必要か判断することは高い能力がいる。すべての指導者にこの能力をつけるようはたらきかけることが研究会の仕事

この2点です。
今の日本公文はこの2点と正反対のことをしているのだから、破滅は時間の問題。


ということがあり、これにはドキっとしました。

というのも、新採用した≪以前、公文教室で採点スタッフをやっていました≫という人に、「現在のうちの教室では公文と違って様々なテキストを併用しているので採点業務は煩雑である」というようなことを話していて
(確かにテキストの種類が多すぎ・・・・・・)と反省し、もうちょっと簡略化できないかとの思いが生まれていたところだったからです。

数学は中学生の教科書準拠テキストは別にして
計算関係は教材屋さんのテキストが良くできているため、小学生には自作の、
あちこちの学年相当ドリル類をベースにした図形・応用問題ドリル追加で、
テキストは二種類で済んでいますが、
国語はのびジャンテキストがメインなのですが、そのほかに
教材屋さんの国語教材を少々と、漢字プリントを二種類、作文練習テキスト、なども
宿題や当日学習の中にも織り込んでいます。
英語も似たようなもので、教材屋さんのテキストがメインとはいえ、
単語書き取り練習や文法のまとめ解説等々、サブプリントも多数併用しています。

ちょっと、でなく、かなりとっちらかりすぎ・・・・・・
≪何をするか、よりも何をしないかのほうが重要≫という言葉には、本当に
ドキンとしました。

≪必要な時期に必要なことを最小限生徒にほどこして≫ということでも
ついつい、あれもこれもと欲張りすぎになっているよなぁ・・・・・・
とても最小限とは言えない・・・・・・

子ども達と長年にわたって付き合っていると、どうしても親の視点に同化してしまい、
ほら、親って欲張りですから (^.^)

「破滅への道」をたどりたくはないので (^.^)
テキスト類のスリム化を考えなくては、と、改めて思いました。

よいおたよりをいただきました。
ありがとうございます。


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