公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

愚痴だよりをくださった「けんひろのん」さんへ

2011-02-09 | 読者からのコメント・おたより
夜中に、思い余ってのおたよりだったようなので
とにかく、おおいそぎで、
おたよりの生徒の様子から私が感じたことを書きます。

・・・・・前略・・・・・そして彼女は いつものやる気のない彼女になり
ついには私に「死んでほしい」と言いました。
初めは 「そんな事…。」と答えましたが 死んでほしいという言葉に かなりショックを受けました。
私に死んでほしいという思いより そういう言葉を選んで発する彼女の心理に。
大人気ないとは思いましたが もう普通には接する事ができなかったです。
彼女の「わからん」に応えず無視する形になりました。
彼女は「無視するなや」と言ってましたが、無理でした。・・・・・略・・・・・

もしも、うちの生徒にそんなことを言われたら、私だって大ショック・・・・
でも、実はこれまでに二度(二人の女の子)にいわれたことがあるのです。

お便りからは、その問題児の家庭環境はわかりませんが
まあ、ふつうの家庭ではないか(なにか家庭内の問題がある)あるいは
その子自身がADHD障害もしくは自閉傾向がある可能性があります。

ご自分の、これまでのその子に対する対応がまずかったのかと思う前に
すぐに、その子の保護者とよくよく話し合われることをお勧めします。

本人に機能的障害があるのでなければ
実は「死んでほしい」というのは、自分が「死んでしまいたい」の裏返しということも
よくあるからです。
そのSOSの発信である場合には、大急ぎで対応する必要があります。

ともあれ、その子のそういう態度は、言われたこちらのショックとは反対に
その子の抱える様々なつらさをぶつける事ができる対象として
つまり、貴女に甘えているのです。
こんなふうに甘えられても、ちっともかわいくはありませんけれども (^。^)

こういう時「どうして?」と聞き返すことが出来ればいいのですけれど
後になって「何であんなこといったの?」とたずねても、たぶん「べつに・・・・」と
そっぽをむくことでしょう、そんな様子が目に浮かびます (^。^)

しつこいようですが、とにかく、保護者の方とよく話し合ってください。

そうして、ご自身の手に負えないと感じられる場合には
後のことが心配ではありますけれど、「手を引く」決断も。
外からして上げられること、というのにはそれなりに限りがありますからね。
その方面の専門家(精神科その他の)に任せたほうがよい場合もあります。
こどもの『症状』を親に伝えられたということだけでもよしとするべきです。







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