先日の現役くもん指導者からのおたよりで
「困った生徒・家庭」についていくつか思い出しました。
先日のお話では、生徒に「死んで欲しい」といわれて
ものすごいショックで・・・・ということだったのですが
似たようなことって、けっこうありませんか?
私自身も六年生の女の子に「こんな教室つぶれちゃえばいいのに」とか
「先生、死んじゃえば・・・・」なんていわれたことがあります。
で、なぜ、そういう発言になったかといえば
表面だけ見れば
「こんなところへきたくないのに、やめさせてもらえない、」ということに尽きるわけです。
男の子では、わざと備品を壊したり乱暴なことをしたり、
あるいはプリント等に手をつけないストに入ったり
こちらから「お引き取りください」と言い出すように仕向けてきたりもします。
こういう態度のこどもの保護者には共通する一点があります。
つまり、親自身が「責任回避型」であるということ。
こどもが「やめたい」と言い出したとき
「先生がダメだって言った」「いったん入ったら簡単にはやめさせてもらえないのよ」
親自身が続けさせたいと思っているにもかかわらず
(そうですよね、会費が惜しければいつだってさっさとやめられるのですから)
自分は《悪者》にならずにいたいわけ。
ほら、バスの中で騒ぐ子に「運転手さんに怒られる・・・・」っていうあれです。
子どもとしては「勉強なんかしたくない」のですけれど
親には逆らえず、いやいや来ている・・・・・
でも、勉強なんかしたくないと家庭で口にすれば怒る親、嘆く親、色々大変ですよね。
だから「こんな教室があるから悪いんだ」
子ども自身も、しっかり「責任回避」方向へいくわけです。
うちの教室ではありませんが、知り合いのところで
教室の外、壁際でプリントに火をつけていた子がいたそうです。
ゲッ、放火?
現在通っている教室、やらされ勉強への不満だけなら
「そんなにイヤなら、来なくていいから」とお断りしてしまうのは簡単です。
なにも、人様の子を、自分が神経衰弱になってまで面倒みてやる必要はないのですから。
しかし。
その表面の裏側に、自己不信、自信喪失etc.が隠れている場合も多いのが困りもの。
相手がいなくなればいい、という思いの裏には 自分が消えたいということも
けっこうあるのです。
私が経験した事例では、養女だという事を知った子が
親に当たりちらし、そのついでにこちらへも。
親とじっくり話し合ってみて「実は・・・・」というわけでした。
お母様としては、なにかと相談にのっていただけるのでやめさせたくないとのことでしたが、腫れ物に触るようにしてワガママいっぱいにしてしまっているのは事実です。
進学を機に、手を引きました。
もう一例では、単身赴任のご家庭で、ま、色々あって
お母さんが何かと感情的になりやすく「アンタが・・・・・」ということで
子どももやけを起こしていて・・・・当人は退会しましたが下の子はまだ通ってきています。いつまでもつかは不明。
どちらも、塾の先生を自分の感情の捌け口にしたというわけですね
一緒に暮しているわけじゃなし、教室外ではかかわりを持たないで済むので
お手ごろな八つ当たりの相手になるのです。
他人のオトナなので自分がひっぱたかれたりする危険性はかなり低いし。
いい迷惑ですけれど (^。^)
ADHD傾向が強く、いわゆるジャイアンタイプの二人は六年卒業まででサヨナラ。
のび太タイプの子は中学卒業まで面倒を見て、この子は県下トップ高へ進学。
もちろん、お母様は、合格発表の日に最敬礼しにきましたけれど。
大勢のこども達、たくさんの家庭と付き合ってくれば、
いろんなことがあります。
でもね、経済上の損得は別とすれば・・・・別にできるのなら・・・・
昨日、トップ高へ推薦で通った子のお母様が来室して
「おかげさまで・・・・・」としっかりお礼を述べていきました。
このお母さん自身は小学校教員で、
フルタイムで働いていて、子どもの相手をしてやれる時間が限られているから、
ということでした。一方、立場上、子どものできは無視でないわけで。
また時には、学校で褒められたとか、通信簿がよくなったとか嬉しい話もよくあります。
不登校の子が元気に登校できるようになったり、いつの間にかやらされ勉強を卒業していて、自分から学習するようになっているのに気づいたり・・・・
そんなときには、私のやってることも無駄じゃなかったとホクホクします、単細胞なもので。
これがあるから、時に責任回避型家庭にカッカすることがあっても
この仕事は私向き。
「困った生徒・家庭」についていくつか思い出しました。
先日のお話では、生徒に「死んで欲しい」といわれて
ものすごいショックで・・・・ということだったのですが
似たようなことって、けっこうありませんか?
私自身も六年生の女の子に「こんな教室つぶれちゃえばいいのに」とか
「先生、死んじゃえば・・・・」なんていわれたことがあります。
で、なぜ、そういう発言になったかといえば
表面だけ見れば
「こんなところへきたくないのに、やめさせてもらえない、」ということに尽きるわけです。
男の子では、わざと備品を壊したり乱暴なことをしたり、
あるいはプリント等に手をつけないストに入ったり
こちらから「お引き取りください」と言い出すように仕向けてきたりもします。
こういう態度のこどもの保護者には共通する一点があります。
つまり、親自身が「責任回避型」であるということ。
こどもが「やめたい」と言い出したとき
「先生がダメだって言った」「いったん入ったら簡単にはやめさせてもらえないのよ」
親自身が続けさせたいと思っているにもかかわらず
(そうですよね、会費が惜しければいつだってさっさとやめられるのですから)
自分は《悪者》にならずにいたいわけ。
ほら、バスの中で騒ぐ子に「運転手さんに怒られる・・・・」っていうあれです。
子どもとしては「勉強なんかしたくない」のですけれど
親には逆らえず、いやいや来ている・・・・・
でも、勉強なんかしたくないと家庭で口にすれば怒る親、嘆く親、色々大変ですよね。
だから「こんな教室があるから悪いんだ」
子ども自身も、しっかり「責任回避」方向へいくわけです。
うちの教室ではありませんが、知り合いのところで
教室の外、壁際でプリントに火をつけていた子がいたそうです。
ゲッ、放火?
現在通っている教室、やらされ勉強への不満だけなら
「そんなにイヤなら、来なくていいから」とお断りしてしまうのは簡単です。
なにも、人様の子を、自分が神経衰弱になってまで面倒みてやる必要はないのですから。
しかし。
その表面の裏側に、自己不信、自信喪失etc.が隠れている場合も多いのが困りもの。
相手がいなくなればいい、という思いの裏には 自分が消えたいということも
けっこうあるのです。
私が経験した事例では、養女だという事を知った子が
親に当たりちらし、そのついでにこちらへも。
親とじっくり話し合ってみて「実は・・・・」というわけでした。
お母様としては、なにかと相談にのっていただけるのでやめさせたくないとのことでしたが、腫れ物に触るようにしてワガママいっぱいにしてしまっているのは事実です。
進学を機に、手を引きました。
もう一例では、単身赴任のご家庭で、ま、色々あって
お母さんが何かと感情的になりやすく「アンタが・・・・・」ということで
子どももやけを起こしていて・・・・当人は退会しましたが下の子はまだ通ってきています。いつまでもつかは不明。
どちらも、塾の先生を自分の感情の捌け口にしたというわけですね
一緒に暮しているわけじゃなし、教室外ではかかわりを持たないで済むので
お手ごろな八つ当たりの相手になるのです。
他人のオトナなので自分がひっぱたかれたりする危険性はかなり低いし。
いい迷惑ですけれど (^。^)
ADHD傾向が強く、いわゆるジャイアンタイプの二人は六年卒業まででサヨナラ。
のび太タイプの子は中学卒業まで面倒を見て、この子は県下トップ高へ進学。
もちろん、お母様は、合格発表の日に最敬礼しにきましたけれど。
大勢のこども達、たくさんの家庭と付き合ってくれば、
いろんなことがあります。
でもね、経済上の損得は別とすれば・・・・別にできるのなら・・・・
昨日、トップ高へ推薦で通った子のお母様が来室して
「おかげさまで・・・・・」としっかりお礼を述べていきました。
このお母さん自身は小学校教員で、
フルタイムで働いていて、子どもの相手をしてやれる時間が限られているから、
ということでした。一方、立場上、子どものできは無視でないわけで。
また時には、学校で褒められたとか、通信簿がよくなったとか嬉しい話もよくあります。
不登校の子が元気に登校できるようになったり、いつの間にかやらされ勉強を卒業していて、自分から学習するようになっているのに気づいたり・・・・
そんなときには、私のやってることも無駄じゃなかったとホクホクします、単細胞なもので。
これがあるから、時に責任回避型家庭にカッカすることがあっても
この仕事は私向き。
わからない、わからないと
その日の学習に取り組まない小5女子
白紙で質問しにくる子に
「まずは何か書いてこよう」
と対応していたところ
「何も教えられない癖に!!」
とみんなの前でどなりかえされ、
プリントをなげつけられました。
親御さんと即面談しましたが
家でも仕事をする両親に代わり
面倒をみてくれている親族に
ものすごい反抗をしているとのことでした。
今はスタッフに近くで見てもらい
結果を褒める役割を私が担当していますが
相変わらず態度は良くもないです。
その時悩んで読んだ本の中に
「その子を無理に好きになる必要はない。嫌いと思ってもよい。そのことを自分でまず認める。」とありました。
そう認めることで少し対応に余裕がもてたかな。
そしてここで先生のおっしゃる「責任回避型」の親、という言葉が
まさに、ストライク!という感じです。
けんひろのんさん 元気出してほしいです。