結婚式が、終わりとりあえずめでたし、めでたし。
しかし、まだ父の中ではコックとしての修行はまだまだ終わりではありませんでした。
次なる渡航先は、ロサンゼルス!
これまた祖母はビックリしただろうな〜。
もちろん今度は母も一緒に渡米です。
母も英会話なんて出来なかったようですが、住んでいた場所に、コミュニティがあり、そこで英会話を少しずつ覚えていったようでした。
このあたりから、父の本性が出てきます。
母が夕ご飯にと用意したミートソースのパスタを見て『俺に勝てると思ってんのか』
いやいや、違うでしょ(笑)
母もなれない異国の地で、誰にも愚痴れずストレスもあったと思います。
女性って話すとスッキリするところ、あるじゃないですか。
でも、祖母に電話したくても当時の海外電話料金はとにかく高い!
父も新しい職場でやはり、アジア人、イエローと呼ばれ。
母も本当なら頼れるはずの父があてにもならず。
お互いにストレス抱えていたんじゃないかなぁと思います。
ま、当然夫婦げんかもあるわけですよ。
父に『出ていけ!』と言われても行くあてのない母。この言い方、とてもずるいと思います。
でも、母は、仕方なくとりあえず家を出て2ブロックくらいくるくるまわって帰宅することが多かったようです。
夜だと治安に不安がありますからね。
家の近所をくるくるまわってる時の母の悔しい思い、簡単に実家に戻れない悔しさ。
辛かったと思います。