祖母、なんだかんだで、そんな祖父との間に母を筆頭に女の子3姉妹を産みました。
お姑さんが、祖母には大変に厳しかったそうですが、孫の母にはお菓子をくれたりしたそうで。
まだまだ小さい母は『お母さんにもあげる〜』と言うと、祖母に聞こえるようにお姑さんが『お母さんは、大人だから要らないのよ〜』
また、お姑さんはキセルでタバコをふかしていたようで。
祖母のしている事が気に入らないと、火鉢にわざと大きな音で『カカンっ』とキセルを叩いたそうです。
怖っ!
私なら逃げてくわ〜。
で、またもや、祖母の妊娠がわかります。
お姑さんから『また、女を生む気か?』と言われてしまい、なんと中絶してしまいます。
跡取りは、絶対に男の子って、本当に有りな時代だったなぁって。
皮肉にも堕胎した子は、男の子でした。
過去帳にもその子の名前も記入してあります。
でもさ、遺伝子とか分かる人は、染色体の事だと分かると思います。
子供が男の子か、女の子かは、男性=父がキーを持ってるって。
その話を私が中学生のときに遺伝子の授業で『男性はXY、女性はXXという染色体があって、子供の性別は父親で決まるんだよ』って、図を書いて説明したら『私が悪かったわけじゃないんだ・・・』
悔しかったんだと思います。
『また女を生むのか』
その言葉がずっと祖母の気持ちに刺さっていたと思います。
過去帳って、案外その家のルーツが分かるかもしれません。
私が今、実家の仏壇の世話というか、管理していますが、あちこち見ているとタイムカプセルか?っていうくらい、古い物とか入っていますよ。
ご近所さんに、お金も貸していたようで、借用書とかも出てきた(笑)
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