というわけで土曜日に、ホームのYCCから作業場のYBMまで回航
ここから参加する予定でしたがいろいろ有りまして昼くらいにYBMへ到着
着替えるために2階へ上がると、目の前に上架済みのQが
高圧洗浄を行なっているところでした(この間は他の人は傍に寄れないのでゆっくり見学)
上から見る限りはそれほどでも無いが古い塗装がかなり厚そうなのが雰囲気で解る
作業体制を整えて船に・・・・
想像以上の厚塗り
部分的にパテのように厚い
ラダーは係留中に気づいていたが、塗装が剥がれFRPの面が出ているところもあった
既に貝は落とされていたが、これは潜水作業を行なっていたのでそれほどでも無かったと思われる
「どこまでやるか」が問題
時間はあるがその分お金は掛かるし・・・
A:取り敢えずしなければいけないこと
・ラダーの補修(FRP積層)
・船底塗装
B:したほうが良い作業
・キールのサビ落とし
・古い塗装の凸凹直し
C:出来ればやりたい作業
・キールのFRP巻
・古い塗料の全剥がし
と、分けてみた・・・これはOさんには伝えていない(私だったらの考えであるので)
Aに関しては当然一致だろう、
塗装を剥がしはYさん・ONさん・Oさんに
ラダーの古い塗装を剥がす・・・
あれ?FRPが剥がれた(^^ゞ
片面は殆どFRPが浮いているよう
もう片面(ポート)は硬いが塗装を剥がしていたら綺麗にFRP(3層位)が剥がれた
両面、綺麗なFRPの面が出てきたので乾燥
本当はラダーを抜こうとしたのだが下側の固定スクリューが緩まない
マイナスのネジなのだが2箇所に1mmくらいのピンが打ち込んでありゆるみ止めとなっている
これを抜く術がわからずラダーを外さないで補修することにする
(小さなプロペラ・・・・スピード計です・・・そしたら大きい!
残念ながらワイヤーが切れて(機械式)速度計は動きません)
お次はキールの塗装剥がし
ケレンやスクレパーでは歯がたたない
ハンマーで叩くと塗装が割れて剥がれる
カンカンひたすら打ち続ける(腕は筋肉痛です)
ボートで作業中のオーナーがびっくりして「鉄なんですか?」と声をかけてきた
あまりこのヤードで叩いている人は見かけない
本船では時々聴こえてくる「カンカン虫」だが・・・・
テストハンマーの様な先が尖った小ぶりのハンマーがオススメ
*この時点ではこの作業はキールだけと思っていたのだが、翌日、船底(ハル=FRP)も同様に叩くことになりました
ある程度叩いて塗装に日々を入れるとケレン棒でサクッと剥がれます
(これは塗装が厚く、固い場合ですよ)
途中ランチをはさみ、ひたすら叩く
こんなこともしてみる
翌日
筋肉痛の体で作業開始
キールの塗装が剥がれると今度はサビ(Yさん専任)落とし
サンダー要員と化してました
ある程度サビが落ち凹が見つかる
今度は底にFRPパテを詰め込む
同時作業でバウ部分の塗装剥がしも行う
(私はスターン部分)
ハンマーで叩くがキールより高いので腕がパンパンになる
船底を見上げると地球、流氷、青空と雲に見える
YCCの仲間が応援に来た
こんな時は、昼食をすかさず食べてもらう
すると逃げられなくなり作業を手伝うことに・・・・・・・(^◇^)ゞ
(いやぁ~~ちゃんと、皆さんは最初からお手伝いで来たのですよ)
ラダーの先端(後ろ側)が剥がれて2枚になりそうなのを直す
中に樹脂を流しこんでからラダーのFRP積層を始める
アセトンで脱脂し樹脂を塗る
グラスウールを貼り付ける
樹脂を塗りこむ
エアーを抜く
樹脂を塗る
グラスウールを貼るの繰り返しで全体的に4層、エッジは5層~6層とする
これは問題なくサクッと終わる
ペラクリーンのプライマーを塗る
厚塗するため3回に分けて半乾きで重ね塗る
ランチタイムをはさみ
塗ったパテを削るのと痩せたパテに更に盛る(これは翌日以降の研磨予定)
ここで、この後のスケジュールの決定を
当初の予定では水曜の下架、回航だったが
船底塗装をずべて剥がすことにし(3日目の作業)延長2日をし、金曜までの予定に
(後日、再変更の可能性もありますが)
火曜はマリーナが休みなので塗装はOさんとYさんで行うことになります・・・・
海は気持ちよさそうですがメンテも楽しいもんですね