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弱い者達が夕暮れ、さらに弱い者をたたく

2012年02月16日 | 日記
この記事、大きく報道されていましたね。

老人ホーム職員、虐待容疑 介護福祉士ら3人逮捕へ

どのようにお感じになりましたでしょうか。


ほおを平手打ちするなんて行為は、言語道断で、言い訳の余地がまるでなく、論外です。

これらの暴行の結果、鎖骨が折れるなど被害があったのだとすれば、逮捕は妥当でしょう。

でも、この記事によれば、1人だけが逮捕されたわけではなく、他の2人も逮捕されているんですね。


<不意に肩を叩いてしまうようなことはないだろうか>

<乱暴に服を脱がせてしまうようなことはないだろうか>

私の場合、襟を正さなければならないような気持ちになったということを、素直に認めなければなりません。


しかし、隠したビデオカメラで一部始終を撮影して、その一部分を切り取って、動かぬ証拠とは、これではまるで、一種のパノプティコンみたいなものですね。

できれば、こんな世界では生きていたくありません。

これはなにも、介護という分野だけに限ったの話しではないと思いますが。


不正解なことははっきりしているのに、正解は不明瞭。

少なくとも私は、そう感じることが多いです。

だからこそ、介護に必要のない人材なんていない、という気もします。

むろん、向き不向きはありますが、そうなるとまた、介護の分野だけに限ったの話しではなくなってきます。


「カッコーの巣の上で」という映画を観たことがありますか?

私は、かなり昔に観ましたが、その時はもちろん、ジャック・ニコルソン演じる主人公の側にたって、感情移入していました。

けれども今観たらきっと、あの憎たらしい婦長さんの気持ちもよくわかると思うのです。

そうそう、山田太一さんの「空也上人がいた」には、新聞記事やテレビ報道だけでは絶対にわからない「介護」という世界、というか、人間の世界が描かれていました。

素晴らしい小説です。


<弱い者達が夕暮れ、さらに弱い者をたたく>

ザ・ブルーハーツの「Train Train」の歌詞の一節です。

私は、「おばあちゃんが、ぼけた。」の、村瀬孝生さんを、自分の兄貴分と勝手に慕っていますが、その村瀬さん、ブルーハーツのファンだと書いていました。



写真は、例の広告のモデルになった時のものです。

Aさん、またしても勝手に写真を使ってしまいました。

ごめりんこ。

著作権とかあるのかな、なんて、お互いさまってことで、お許しを。

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