ファイナルが終わった。
最後にレッドウエーブが突き放す展開であっという間にウイングスは波にのまれたという感じか。
まあ後半最初ゾーンへはうまく対応したので、後半もウイングスのペースかと思ったらとんでもなかったと。ファウルがかさんでしまった。しかしフリースローを落としてくれていたので、なんとかペースを取り戻すかなあと思ったが、何しろ点が取れない。やっぱりウイングスは前半でパワーをつかって、後半に粘れないという感じだったでしょうか。8日間で5試合目というのはウイングスにとってかなり厳しいスケジュールだったかもしれません。
吉田選手にもう一回タイトルを取ってほしかったがそれはかなわなかった。4Q残り5分26秒の2点差だった時の野口選手のスリーが落ちたところでのタップシュートを決めていたら(PlaybyPlayではシュート認定されていない模様)、、、というところがあったので、ここが運のなさだったかなと。吉田選手のタップシュートは外れたが、シュートが落ちた後飛び込んでいた町田選手がリバウンドをとってパスした残り3分18秒の江良選手のスリーは決まった。宮沢選手の残り最後のスリーは決まった。
しかしウイングスもセミファイナルでは渡嘉敷選手の最後のタップは決まったので、まあバスケットの勝敗はそういうものということか、、、
吉田選手や岡本選手のドライブがあるともっと混乱したと思うが、後半は外でモールを持つ時間が多く、なかなか3、4,5番のプレーヤーとの連携がうまくいっていない、というかそこを分断したレッドウエーブのチームディフェンスが上回ったということか。結局分断された状態で突っ込んでいっていいようにレッドウエーブにスチールされてしまったのを立て直せなかったのが痛かったかなあと。結局最後はスリーもレッドウエーブの方が多くて、いかに後半ウイングスが苦しんだかということがよくわかる。ただ、苦しんだといっても後半のスコアはとてもチャンピオンに値するとは言えないもので、もう少しなんとかならなかったかと思うのだが、、、
スタッツを見ると、レッドウエーブは宮沢選手は堂々の21得点11リバウンドで渡嘉敷選手は21得点10リバウンドなので勝ったという感じか。とくに最後のスリーは決定的だったと思われる。さすがだ。といっても外れることがあるのもシュート。今回は先に移籍してがんばってきた宮沢選手に微笑んだということか。
それにしてもNHKのアナウンサーが宮沢選手もかつてはサンフラワーズで何回も皇后杯を撮った選手であることを言わなかったような気がしてどうなんだと思った。皇后杯と天皇杯を言い間違えたり、昨日はなんとチーム名を間違えたり、NHKといえどもアナウンサーのレベルが低下しているように思う。むしろフリーのアナウンサーのほうがきちんとした放送をしているような気が、、、
また、入場者数が1700人台ということだったが、これはないだろうと思った。
今回も予想できないとはいえ、前の週に2回戦った相手との再戦というようになってしまったのだが、プレミアで上位チーム同士しか当たらないわけなので、12月にWリーグと同じようなスケジュールでやっていれば必然的に起きてくる問題だと思う。このスケジュールの問題も含めてJBAには皇后杯の価値というものを軽視しすぎじゃないかと思うので、再考を願いたいところだ。学生のインカレとのスケジュール調整もできないのだろうか?女子は(某チームの崩壊の原因にもなったが)大学チームも結構実業団に一時期勝つことがあったし、今年のサマーリーグなどでも勝っていたりもしたので、もっといい状態で対戦してほしい。
前は1月だったので、難しいといいつつも、今よりはなんとか戦うことができた。なんでこうなってるのか不明だが、男子のように試合を分けても、もっと盛り上がるようにしてほしいと思う。
もちろん大学チームは学連が所管するので、もしかすると、上から目線のところもあるのかもしれないが、ちゃんとJBAは対話してほしい。
全日本総合バスケットボール選手権は”総合”の言葉通り、日本の最高峰をオープンで決める大会なので、もっと盛り上げることが、日本のバスケットボール人気に寄与すると思う。