うろうろとする日々

Wリーグ開幕戦の記事(朝日新聞)

昨日のWリーグの開幕戦について、朝日新聞に記事がでていた。

しかし内容はお粗末極まりなく、女子バスケットボールに対する理解の低さにあきれるほど。

全体に妙に日本代表の選手について語るのだが、意味不明。ラグビーのような代表チームが活躍することが第一のスポーツと違って、女子バスケットボールは伝統的な皇后杯とWリーグの二つでチームとして勝つことに力を入れている。当然日本代表の選手以外の各チームの選手も、一緒にリーグ戦中はチームの勝利に向けて努力しているのに失礼な書き方だと感じた。大体、日本代表こそ一度リセットで、この記者は知らないのかもしれないが、候補選手を集めて一からのセレクションだと思う。流れ的には来年のアジアの大会で優勝して、パリ五輪の切符を得るのがまずは第一目標だがそれは当然これまでのチームとは違う構成になることだってありうるとおもう。

また、書き方にわかりにくい点もある。”今期から元日本代表の大神雄子ヘッドコーチが指揮をとる”と書くが、これを読んだらみんな大神ヘッドコーチは日本代表のヘッドコーチだったと思うだろう。どうなんだろか。日本代表のヘッドコーチを朝日新聞の記者はそらんじているひとたちなんだろうか。おそらくそうではないだろう。むしろこの記事を書いた野村というひとは大神が日本代表のヘッドコーチだと思っていたのかもしれない。とおもうほどだ。

また、東京オリンピック後の云々と書いているが、そもそもWカップに出るのもアジアを勝ち抜かないと出られません。アジアで5連覇というのはこのひとの中にどれだけ入っているのか。アジア大会では中国やオーストラリアにも勝ってるんですけどねえ。

また、さらにいうとサンフラワーズはディフェンスの強度が足らず負けたというが、スタッツを見る限り、リバウンドなどはむしろ勝っている。アンテロープスを70点に抑えてもディフェンスで負けたといえるのか、むしろ57点の得点が取れなかったことを問題にすべきではないだろうか?このあたり、おそらく周りにはベテランの記者もいたろうからちょっと聞いてみたほうがよかったと思う。っていうかなんだか素人丸出しの記事をなんで読まされるのかわけがわからない、朝日新聞には松永記者のように優れたバスケットボール記者もいると思っている。しかし、そのような記者にも泥を塗るような記事はいいかげんやめてほしいものだ。開幕戦でこれからのシーズンを楽しもうという気持ちがいっぺんで萎えるひどい記事だった。

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