今朝の新聞に、84歳になられた皇后美智子さまの特集が掲載されていた。皇后としては最後の誕生日となる。
天皇皇后両陛下は、本当に仲睦まじく国内外の平和を願って精力的に動かれた。地震や水害の被災地訪問でも、膝をついて国民に寄り添って来られた。退位後は本当にゆっくりしてほしいと国民の誰もが願うことだろう。
美智子様は、公務を離れたら何かすることを考えていますかとよく尋ねられるとのことで、「これまでにいつか読みたいと思って求めたまま、手つかずになっていた本を、これからは一冊ずつ時間をかけて読めるのではないかと楽しみにしています。」とお答えになられたそうです。
いままさに読書の秋、買い求めて書棚に並べたままの本を整理しつつ、好きなジャンルの本を手にとって読みたいと思う。スマホで本が読める時代になったとはいえ、紙で出来た本には独特の感触と味わいがある。
そういえば、昨日のNHK-BSプレミアムでやっていた「美の壺」『心をつかむ本の装丁』を思い出す。
本の装丁が白い紙と文字だけでは味気ない。著者のプロフィルとか作品のタイトル・内容に合わせて、装丁家が編集者ととことん話し合って作り出す、表紙や帯のデザインと色が、その本の売れ行きを左右することもあるそうだ。
また、皮、和紙などの材質にも気を配り、凹凸のある表紙を採用したり、見返しの色柄にも最新の注意を払う。
今まで本を読むときに、装丁まであまり目を向けなかった私であるが、絵本工房で製本を学び、自身のエッセーや詩・俳句の本づくりをし始めているところなので、装丁にも気を使って、世界でオンリーワンの本づくりを楽しみたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます