クリスマス

 

昨日は、横浜原宿のカトリック聖母の園教会の夜半のミサに行ってきた。横浜に戻って22年、毎年イヴの日の恒例になっている。38年前、亡くなった先妻が、この教会に隣接する修道院のシスターの紹介で、フランス人の神父さんから洗礼を授けてくださったからである。　　　　　　　

夜半のミサでは、信者さんの勧めで前の方の席に座らせていただき、隣席のシスターに手順を教えてもらいながら、楽譜つきの賛美歌を唄ったりしてきた。巷のクリスマスパーティなどと違い、荘厳な雰囲気の中で、美しい旋律と澄んだ歌声に心が洗われる思いであった。

この聖母の園教会には、イヴ以外の日にも時たま行くようにしているが、同じ敷地内ににある「聖母の園老人ホーム」の園長シスターTさんから、数日前にクリスマスカードが届いたこともあって、お礼を兼ねて訪ねてみた。今年5月に、この老人ホームの周年行事があって、記念の集合写真などを撮ってさしあげたことがあった。これからも得意の写真で恩返しをしたいと思う。

いま私は、仏教・仏像に傾倒しているが、カトリックの祈りの情景、信仰のかたちも含めて写真を撮り続けている。仏教は慈悲の宗教、キリストは愛の宗教とよく言われる。人間が生きていく上で、様々な苦悩や困難に出遭うことはしばしばある。信ずる者は救われる。そう思うことで手を合わせ、仏様が、マリア様が、私の心に働きかけてくれている。私たちに安心と希望を与えてくれている。