
熊本県 医王寺 聖観音菩薩立像
3日前、付添人として少年鑑別所に入所中の少年と面会して来た。この時の内容を記録して、昨日家裁へ報告したとき、調査官から少年の面会記録に載せなかった話が出てきた。観音様の話に興味を持ったらしい。
面会の終わりに、少年の劣悪な家庭環境の中で育ったことを踏まえて、孤独感を感じることもあるだろうと、お釈迦さんの説く縁起をわかりやすく話したとき、少年が蓮の花を持った観音様が好きであることを知った。
観音様は33の姿に変化して、私たちに寄り添ってくれること、蓮が泥の中から美しい花を咲かせる様子は、仏さまが苦行して悟りを開く姿であることなど、少年にはまだ難しいとは思ったが、神仏がこの少年を励まし、更生の道に導いてくれることを思いつい話に夢中になった。
宗教的なことはタブーとは思っているが、日本人として神様や仏様は身近にあるわけで、少年の心にも観音様が宿っている。神仏に手を合わせることは感謝することでもあり、まわりのいろんな人たちに縁で結ばれて生きていることを忘れないでほしい。
今月末に少年の最終審判があり私も付添人として出席する。審判結果が保護観察か少年院送致か分からぬが、審判後許されれば、少年に蓮の花を持った聖観音の写真をさしあげようと思う。
18歳の少年が、「蓮の花を持った観音様が好き」と…。
仏縁は結ばれていることを知って、更生への道を歩んでいただきたいですね。
観音様の写真をきっと大事にされるでしょう。許されるといいですね。
静かに心に入ってくる記事の数々を拝読させていただきました。
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ハチパパさんのきょうのブログにお伺いした瞬間
神々しい観音様のお写真にしばしくぎ付けになりました
<少年が蓮の花を持った観音様が好きであることを知った。>
少年に
『ハチパパさんとご縁があって本当によかったね~』と心の中で叫びました
<少年の心にも観音様が宿っている>
きょう拙ブログの自己紹介を編集しました
(映画阪急電車=片道15分の軌跡=)より
『歳と考え方は関係ないの。』
『泣くのはいい。だけど自分の意思で涙を止められる女になりなさい。』
私はこの映画に出ている阪急沿線に約56年も住んでいました。
少年というその歳の彼
劣悪な環境で育ったという彼の考え方のことを言っておられるような気がしました
観音様
どうかその少年をお守りください
ほげとま(ほげほげとまとの略称)としてコメント差し上げてしまいました
失礼いたしました
今日、仏像写真を数枚プリントしました。
30日に届けようと思っております。
家裁の指導を仰ぎながら、出来るだけのことはしてあげたいと思っています。