鎌倉市 建長寺本尊 地蔵菩薩坐像
「病身は不浄より来る」とは、愛読書「仏教名句・名言集」の『大乗十来』八番から引用したもので、玄米食の先駆者、東京帝国大学医学部教授二木謙三博士の「健康十訓」が紹介されていた。
1. 食うことを少なくし、噛むことを多くせよ。
2. 乗ることを少なくし、歩むことを多くせよ。
3. 着ることを少なくし、浴びることを多くせよ。
4. 悶ゆることを少なくし、働くことを多くせよ。
5.怠けることを少なくし、学ぶことを多くせよ。
6. 語ることを少なくし、聞くことを多くせよ。
7. 怒ることを少なくし、笑うことを多くせよ。
8. 言うことを少なくし、行うことを多くせよ。
9. 取ることを少なくし、与えることを多くせよ。
10. 責めることを少なくし、褒めることを多くせよ。
実に名言である。守っていれば心身共に健康でいられるだろう。しかし、人間は心の動くままに、欲するままに、好き勝手して生きている動物。知恵があるようでないから、心身ともに病んで苦労することになる。いわゆる自業自得と言うやつである。
自分は77歳にもなろうというのに、今さら聖人君子的な生き方は無理だが、「健康十訓」に少しでも近づける努力はしたい。「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」、楽ばかりして来たツケがいま廻ってきている。
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