俳優 田村正和さん

ネットで同い年の田村正和さんの記事を見つけて気になりアクセスしたところ、昨年1月から3月に放送された『告発～国選弁護人』（テレビ朝日系）で主演を務めて以来ドラマから姿を消しているという。

7月26日号『女性セブン』には、登山帽を目深に被り、Ｔシャツにジャージーのようなダボダボの白いパンツ姿の田村をキャッチ。約2.5kmの道のりを1時間ほどかけて早朝に散歩していたとあるようだ。

1年半ぐらい前に、“最近、以前より、セリフを覚えるのに時間がかかり、集中力もなくなった”と漏らしたことがあったようで、二枚目は、本当は楽しくない。私生活でも、『田村正和』でいるのは疲れるんだなどとも話していたらしい。

長年二枚目でニヒルな顔がウリだった田村さんにとって、老いを世間にさらすのはプライドが許さないのかもしれない。老い支度として、父坂東妻三郎が眠る墓とは別に、自分の墓を神奈川県内の霊園に購入したようです。坂東妻三郎さんも亡くなる10年ほど前に京都二尊院にお墓を建てていたそうで、少しでも父親に近づきたいという思いもあったんじゃないでしょうか」（田村家知人）とも書かれていました。

田村さんの記事を読んで比較するのもなんですが、自分も物覚えが悪くなったり、集中力も衰えてきていることは確かで、このハチの家文学館でも、下書きをちゃんとチェックもしないで投稿したりすると、あとになって誤字脱字に気づいたりすることがある。昨日も一ケ所「夜明けのブルース」を「夜更けのブルース」とやってしまった。パソコンをかな入力でやっていて、よあけの「あ」の字の左に「ふ」があって、気づかず漢字変換しているのである。お恥ずかしい限りであるが、仕事や手紙ではこういうことのないよう慎重にしているつもりではある。

「老い支度」、しておかなくてはならないこと、したいことは山ほどある。明日の命はわからない。明日があるからと思うなよ。今日という日をムダにしない生き方を心がけたいものだ。