郷里浜松出身のジャズボーカリスト鈴木重子さんの記事が、今朝の朝日新聞に大きく出ていた。一時彼女の追っかけをしたことがあり、コンサートやライブハウスでの、あの透きとおった歌声が懐かしい。
彼女自身との直接的関係はないが、彼女の祖父母とお父さんはよく知っている。私の父が南方の戦地にいたころ、所属部隊の隊長が彼女の祖父で、終戦後も同じ浜松在住ということもあり親しくさせていただいた。
私の両親はしょっちゅう喧嘩していて、しばしば彼女のおじいちゃんが間をとりなしていたことを、彼女のお父さんから聞いたことがある。おかげで私の両親は別居を繰り返したものの、離婚には至らなかったようだ。また、私の母は彼女のおばあちゃんと亡くなるまで親しくさせていただき、母が独り暮らしのときも相談相手としていろいろ励ましてくださった。ありがたいご家族のお孫さんであり、応援したくなったのも至極当然のことだった。
さて、もともと音楽大好きの私は、高校で吹奏楽部に所属、卒業後OB中心にスイングジャズのアマチュアビッグバンド「楽団ジェリーメン」の結成に参加した。楽団は今でも活動しており、来年は結成50周年になる。鈴木重子さんのようなプロと違って、メジャーな活動をしているわけではないが、プロ、アマの区別なく、故郷の知り合いが活躍しているのを見ると、気分は誇らしく音楽都市浜松の面目躍如といったところである。
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