聖母の園 カトリック原宿教会
来日していたローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が帰国した。教皇の訪日は1981年のヨハネ・パウロ2世以来38年ぶりで、24日は長崎、広島を訪問し、被爆地から核廃絶を訴え、東日本大震災の被災地も訪れた。
教皇は天皇皇后両陛下にも会見され安倍首相とも会談、東京ドームでは大規模なミサが行われて、世界のカトリック信者の頂点として、全世界の平和を祈念される言葉が伝わった。
信仰のカタチは人様々、唯一全能の神としてキリスト以外の神を認めない宗教であるが、仏教は神でないので認めている。
仏像写真家を自称する私であるが、聖観音に似た聖母マリアが大好きで、寺社巡りの合間に教会を訪ねることも少なくない。海外旅行で立ち寄る教会の荘厳さは、日本の神社仏閣と違った独特の雰囲気がある。
特に二度訪れたパリのノートルダム大聖堂は、マリア信仰の聖地として私の心の中に深く刻まれている。今年4月に起きた大火災は衝撃だったが、無残な姿が修復された姿を見ることは存命中出来ないであろう。
フランシスコ教皇の来日に刺激されて、久しぶりに聖母の園に出かけた。ここの修道院にいるシスターSさんに時々お会いしているが、90歳でもお元気のご様子。
昭和47年にすぐ近くの国立横浜病院で、亡き妻が末期のガン治療を受けていた頃、Sさんには精神面でずいぶんお世話になった。亡くなる1週間前にフランス人の神父さんのもとで洗礼を受けたことは忘れない。
聖母の園は横浜市戸塚区原宿にあり、1937年に開設されてから修練院(養成の家)、教会、聖母の園老人ホーム、聖母の園保育園などがあり、修道院には介護棟もあって、活動的な生活から退いた高齢のシスターたちが介護を受けたり、お世話したりしながら生活している。
敷地の中央には聖堂があり、日曜日にはカトリック原宿教会としてミサが捧げられ、大勢の信者さんが集まって来る。また、この聖堂でのミサと聖体の前での祈りは信者たちの生活に活力を与えている。
毎年クリスマスのイヴには、この聖母の園のシスターたちがともに祈り、信者たちとお祝いするのも楽しみな行事の一つとなっていて、私もイヴには必ずこの教会に毎年参列させていただいている。
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