福井県敦賀市の家族殺害事件。介護に疲れた71歳の女性が夫と義父母の3人の首を絞めた。
一家は4人暮らしで、家族の面倒見がいいと近所でも評判の嫁だった。93歳と95歳の義父母は10年以上も要介護・要支援状態で、70歳の夫も脳梗塞を患い足が不自由だったという。
事件の1週間ほど前には、「世話をするのがしんどい」などとこぼしていたらしく、介護疲れの結末として哀れな道を選んでしまった。
こうした事件は近年目立つ。親子・夫婦の高齢化で、子どもとは別居している世帯が多いご時世の、行く末を暗示しているようにも思える。
わが家も「いずれ老老介護ね」などと軽口たたいているが、こういう事件を知ると身も心も引き締まる思いである。少々の病気・ケガはあっても、介護の必要のない老老生活をしたいものである。
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