前夜、下の息子から「明日釣りに行かないか?」と電話で誘われ、江ノ島のヨットハーバー脇にある岸壁へと出かけた。早朝から大勢の人が釣り糸を垂れていた。近くの釣具屋さんで餌のジャリメを買う。始めは岸壁の外側で釣っていたが、大きなうねりのあとにバシャーッとばかり波しぶきを被ってしまい、静かな入り江に場所替えした。釣果はゼロであったが、久しぶりにのんびりとした時間を息子と過ごせた。
釣りといえば、郷里浜松では小さい時から好きだった。実家の脇には馬込川という浜松の中心部を流れる幅30メートルぐらいの水量たっぷりの川があって、ウグイやフナ、うなぎ、鯰、雷魚などが釣れた。天竜川ではへら鮒を釣った。浜名湖では長兄の和船を漕いで、鯛や海津、セイゴ、キス、ハゼなどを釣った。遠州灘では夜明けと同時に、イシモチやキスを釣って自宅に帰り、それから出勤したりした。その頃、朝陽を真横に受けて、顔の左半分が日焼けしたのを覚えている。近頃はテレビの釣り番組を見るぐらいで、魚釣りとはすっかり疎遠になってしまったが、偶には気分転換に出かけてみよう。そう思っていたら、自治会仲間でつくった「徘徊クラブ」のSさんから、三浦半島金田湾にボート釣りのお誘いのメールが入ってきた。町内の人との語らいも楽しいし行って来ようと思う。 22/4/30 草稿
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