ハチの家文学館

ハチの家写真館(http://hachinoie.exblog.jp/)の文芸版

追憶

2019年09月30日 12時26分19秒 | 

                滋賀県 西教寺

齢七十五

年を重ねるごとに記憶は薄れてゆく

記憶とは

人生の様々な経験を心にとどめておくものだが

今はもう心の中で再現することも

過ぎ去ったことを偲ぶことも難しい

それは写真や手帳などに記された記録によって 

或いは卒業アルバムや旅のみやげなどによって

記憶が蘇ることはあっても感動は失われたままである

しかし

追憶は年をとればとるほど重みを増すとともに

我が人生の記憶を走馬灯のように駆け巡らせる

*************************************

近頃、詩を書くことがめっきり減った。

愛読書「ある永遠の序奏」(大宅歩著)に書かれている一節に、「少年のような心にならないと詩は書けない」とある。

まさにその通りだと思う。こころまで老化しては何も書けない。

 

 

 

 

                                   



最新の画像もっと見る

コメントを投稿