滋賀県 西教寺
齢七十五
年を重ねるごとに記憶は薄れてゆく
記憶とは
人生の様々な経験を心にとどめておくものだが
今はもう心の中で再現することも
過ぎ去ったことを偲ぶことも難しい
それは写真や手帳などに記された記録によって
或いは卒業アルバムや旅のみやげなどによって
記憶が蘇ることはあっても感動は失われたままである
しかし
追憶は年をとればとるほど重みを増すとともに
我が人生の記憶を走馬灯のように駆け巡らせる
*************************************
近頃、詩を書くことがめっきり減った。
愛読書「ある永遠の序奏」(大宅歩著)に書かれている一節に、「少年のような心にならないと詩は書けない」とある。
まさにその通りだと思う。こころまで老化しては何も書けない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます