志村けん(以下各人敬称略)が新型コロナに感染して、あっという間に亡くなった時は、日本中に衝撃が走ったと同時に、新型コロナの恐ろしさを国民に知らしめるとともに、お笑い芸人が身を挺して感染予防に真剣に取り組むべきことをあらゆる年齢層に警告したと言える。
もともとバラエティ番組をあまり見ない私は、志村けんのことはあまり知らなかった。勿論、ドリフターズの「8時だよ!全員集合」は偶に見ていたし、ドリフの一人ひとり知っている。一昨年は東京目黒区の仲本工事の経営する居酒屋に行って来たし、弁護士役など俳優としてのいかりや長介が好きだった。
志村けんの追悼番組をみていて、下隅時代の苦労やドリフターズでのいかりや長介とのやりとり、ドリフ解散後の数々のヒット番組成功の裏側を知って、彼が類まれなる才能の持ち主で、豊富なアイデアを次々と活かして、50年もの長きに渡り人気お笑い芸人であり続けたことに感服した。
ドリフターズ付き人時代、荒井注脱退のあとリーダーのいかりや長介が志村を指名加入させたことが、志村の本格的芸人生活の始まりで、その後いかりやが、志村の芸人としてまとめ役としての才能を高く評価したことも追悼番組で報道されていた。
正直言って、志村けんの「バカ殿」などくだらないと馬鹿にしていた。志村けんの生き様、お笑いに対する一貫した信念、行動力などを知って人気の秘密がわかったし、今更ながらすごい人だったと感嘆させられた。
志村けんさん! あなたは国民の皆さんの心の中に生き続けるでしょう。どうぞ安らかに天国でお過ごしください。加藤茶の弔辞にあったように、先に亡くなったいかりや長介さんとお笑いのネタを作って、ドリフの全員が天国で揃った時は、8時だよならぬ「天国だよ! 全員集合」を再現してください。
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