44回目のクリスマスイヴを、昨夜聖母の園カトリック教会で過ごした。キリストの降誕は12月25日今日であるが、イタリア、フランス、スペインなどでは、クリスマスは12月25日に始まり、1月6日の公現祭という日に終わるといわれ、やはり24日はクリスマス・イヴとして夜を祝う。
キリスト教の教会暦では、日没を一日の境目としているので、クリスマス・イヴと呼ばれる12月24日夕刻から朝までも、クリスマスと同じ日に数えられるとのこと。
多くの教会でキリスト生誕時の情景を表したジオラマが飾られ、それを見て人々はその出来事に想いを馳せる。聖母の園教会にも毎年厩の中で生まれたキリスト生誕時の情景が飾られている。
キリスト教会は、教徒であるか否かを問わず門戸を開いており、私のように信者でなくてもクリスマスの礼拝に出席することは可能である。私の場合、昭和47年前妻が亡くなる1週間前に、ここ聖母の園教会の神父さんから妻が洗礼を受けていることもあって、これまでずっと礼拝に訪れている。
当時お世話になったシスターSさんが聖母の園修道院に戻って来られており、クリスマスミサのあと手を握り合ってご挨拶させていただいた。シスターの手は温かかった。御年87歳になるが、いつまでもお元気でいてほしいと願っている。
「しずけき(聖しこの夜)」に始まり、「もろびとこぞりて」でミサが終わるまでの、透きとおるような賛美歌の響きが、帰路いつまでも私の耳に残って心が洗われる思いがした。
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