先日、テレビの歌番吉幾三さん特集を見て、酒にまつわる歌が多いことを知った。「酒の宿」「酔歌」「酒よ」「冬の酒」「哀酒歌」など、自作の歌がたくさんある。今まで吉幾三さんの歌は、「雪国」ぐらいしか唄っていなかったが、今夜は「酒よ」をYOU-TUBEで酒を飲みながら唄ってみた。しみじみとして実にいい歌で、私の半生を代弁しているかのような歌詞である。
酒よ http://www.youtube.com/watch?v=GMydQSMcwsc
涙には幾つもの 思い出がある
心にも幾つかの 傷もある
ひとり酒 手酌酒 演歌を聞きながら
ホロリ酒 そんな夜(よ)も たまにゃ なァいいさ
あの頃を振り返りゃ 夢積む船で
荒波に向ってた 二人して
男酒 手酌酒 演歌を聞きながら
なァ酒よ お前には わかるか なァ酒よ
飲みたいよ浴(あ)びるほど 眠りつくまで
男には明日(あす)がある わかるだろう
詫びながら 手酌酒 演歌を聞きながら
愛してる これからも わかるよ なァ酒よ
詫びながら 手酌酒 演歌を聞きながら
愛してる これからも わかるよ なァ酒よ
わかるよ なァ酒よ
この歌詞の中でとくに印象的なのは、「詫びながら 手酌酒 演歌を聞きながら 愛してる これからも わかるよ なァ酒よ」のくだりである。この年まで50年間よく酒を飲んだ。酒は憂いの玉箒(さけはうれいのたまははき)とばかり、酒に逃避してきた人生を送ってきた。「酒は天の美禄」「酒は百薬の長」などとも言われる。酒は悲しみを癒し、苦しみを和らげ、悩みを払い去ってくれる。アルコール依存症は死ぬまで治りそうもない。
もうすぐ孫たちが泊まりにやって来る。カミサンは明日から女4人で2泊3日の温泉旅行。居残り組の私たちに申し訳なさそうに、おせちづくりにてんてこ舞いしている。あと2つ寝るとお正月。私たち家族にとって、今年はいろんなことがあったけど、こうして安心していられる年の瀬をむかえられて本当によかった。神に仏に、すべての人に感謝!
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