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凍土(いてつち)を踏みゆく音に目を覚まし
行く年の想いを胸に賀状書き
雪富士を遠くに見つめ家路ゆく
千両の実もあざやかに咲き競い
庭枯るる窓越しの木に雀舞う
木漏れ日に檸檬の顔が照り返し
一年のしめくくりの日におかげさん
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今年もあとわずか、あまりの寒さに霜柱がたち、カミサンのサクサクといった庭の足音で目を覚ます。仕事は当分ないし、ついぞ布団から出るのを躊躇ってしまう。
6年前、ブログを始めた時の最初の投稿が俳句だった。所謂季語もへったくりもない我流の俳句で、未だにうだつが上がらない。俳句の投稿回数だけでも95回にのぼる。少なくとも500句を超えると思うが、俳句とも川柳ともつかぬ五七五の詩を書いているいるようなものである。
そうは言っても、ひさしぶりに俳句の本を読みながら、季語を使って練習してみたのが上の俳句である。フムフムいい句が書けたと自画自賛していると、ハチがウンと頷いてくれたような気がした。今夜はお向かいのご家族と晩ご飯をご一緒するので、酒の肴に披露してみようと思う。
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