ハチの家文学館

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軽井沢別荘ライフ

2008年07月20日 22時31分37秒 | ハチパパのひとり言

              長野県上田市中禅寺 薬師如来坐像


2泊3日で信州カメラ旅に行ってきました。
宿泊した軽井沢の知人の別荘は、著名人が多く住む高級別荘地で、ベンツのSクラスなど高級外車が停まっているのが目立ちます。とにかく、鶯などの鳴き声以外、車の音や人の声などがほとんど聞かれないほど静かで落ち着いた雰囲気で、緑が多く隣の別荘の様子がお互いわからないほど大規模な敷地と瀟洒な建物が建ち並んでいます。

滞在中に梅雨明け宣言が出たようですが、新聞もテレビもない自然の中で、ホントに美味しいマイナスイオンたっぷりの空気を吸い込み、体中が浄化されていくのを体感できました。知人はクラシック音楽が大好きで、気分を一層盛り上げてくれました。束の間の別荘ライフ満喫です。

一夜明けて白馬の岩岳ゆりの園へ出発。雨が降り続き写真は無理かな?と思いつつハンドルを握っていましたが、白馬近くのトンネルを抜けると雨も上がり青空が垣間見えるまでになりました。現地に着く直前、国道沿いの白馬村「たかはし」で手打ちの「おろし冷やしそば」を昼食とする。腰のあるひんやりとした食感で大根おろしも辛味がなくて食べやすかった。体が冷えるからと温かいそば湯を出してくれたり、温かくしたら今度は冷えたリンゴをお食べと出してくれたり、話好きの奥さんから地元の情報を聞く。先日、テレビで見て行きたい!思った青鬼集落は岩岳ゆりの園に近いようで後でよってみることにした。

ゆりの園では、あまりの天気のよさにホッとしてリフトに乗ったものの、降りる直前から雨が降り始めた。山の天気は変わりやすいといわれるけれど、まさにそのとおりであった。傘は車に入れたままで雨宿りできる場所もなく、このまま帰らざるを得ないかと思っていると、ナント晴れ間が見えて雨があがってくれたのです。
今回の旅は肝腎な時に好天に恵まれ、思う存分様々な種類のゆりの花を撮ることができました。

帰りにスーパーつるやで食材とビール・冷酒を買い込む。3連休とあって駐車場もいっぱい。ここでもベンツやBMWなど東京ナンバーの外車が目立つ。

久々に別荘で自炊仕度。知人と様々な会話をしながらアルコールがすすむ。
翌日は、私のわがままでお寺の仏さんの写真撮影に付き合ってもらった。
行先は別所温泉の中禅寺。薬師堂の重文「薬師如来」を撮らせていただいた。
鎌倉時代作と推定される桂寄木造・彩色・漆箔の坐像である。彩色・漆箔ともにはがれて素木作りのように見えたが、自然の光の中で思う存分撮らせていただけた。断られることが多いこの地域でありがたく感謝している。帰りがけご住職から「写真だけ撮って帰る人が殆どなのに、あなたのようにお経をあげて帰る人はいないですよ」と言われた。仏像写真家を目指す私にとっては、般若心経やご真言を唱えることは当たり前になっている。

奥からご詠歌が聞こえてきた。近所の年配者が集まり、ご住職から教えてもらっているそうで、信心の深さが窺える。


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