ハチの家文学館

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わが町

2021年02月27日 11時39分43秒 | ハチパパのひとり言

現在のところに引っ越して、今年は50年目になる。1000世帯ほどの規模の分譲地であるが、50年も経つと世代交代が著しく、外からの入居と思しき新しい家がずいぶんたくさん建った。我が家の正面のHさん宅も、相続で長年空き家のままだったが、不動産業者に売却して取り壊しをしている。我が家と同じ広さの敷地で2軒建つらしい。            

少子高齢化が進んで、わが町も年寄りが多かったが、その高齢者が次々いなくなって、若い家族が入り込んでくる。小さな子供たちも増えて来たような気がする。とにかく新しい家が建つたびに、町全体が若返っていく。今の自宅は築33年になるが、そのうち古びて朽ち果てるだろう。

自治会の活動も文化体育部長やら自治会長、顧問を歴任し、その後地域の活動から身を引いて数年経つ。今は若い人たちが一所懸命活動しているようで頼もしい。

銀行を定年退職してからも、地域に根差したボランティアや趣味の活動で忙しかった。家庭裁判所の家事調停委員を6年やり、非行少年更生支援団体で少年事件の審判付添人もやった。趣味の世界も写真サークルでは会長も経験して、あちこち撮影旅行もした。また、男の料理教室で異業種の人たちと語らい、絵本工房では製本技術を覚えた。そして、癒し絵教室ではかわいいお地蔵さんに会えたし、現在唯一通っている俳句批評会では、高齢者同士和気藹々と句づくりに励んでいる。

コロナ禍で外出の機会が極端に減り、ボランティア活動も縮小、七つも八つもあった知人友人との定例会食もゼロで会話もない。歩くことも少なくなって、すっかり足腰を弱くしてしまった。少しでも早くコロナが終息して、人との交流の機会を元に戻したいものだ。

 

 

                                                    



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