NHK-BSP同名タイトル再放送をみる。解剖学者養老孟司さんの愛猫まるが、先月21日に
亡くなってから約1ケ月、まるは18歳で人間に換算すると90歳ぐらいだった。あぐらを
かいたり、養老さんに寄り添ったりして、愛くるしいポーズが大人気だった。
鎌倉にある養老さん宅の名物猫として来客を迎え、訪れる編集者等にも愛された。NHK
-BSPの番組では、養老さんとのほのぼのとしたやりとりが、何とも言えない心地よい
気分にさせてくれた。養老さんは「存在感がある猫だったので、気持ちの調整に少し時間
がかかりそうです」と話していたそうだ。
NHK-BSP再放送の鎌倉東慶寺の墓の中で、「先生はどうやって死にたいですか?」という質問に、断片的にこう答えている。
生きてるうちだけ 死ぬって特別なことじゃない
毎日死んでいるじゃないですか 意識なくなって寝ているでしょう
目が覚めなかったらそのまま死んでる それだけのことでしょう
いつ自分がどういうふうに死ぬかわからない 人生そういうものでしょう
そういうと言い返される 「それじゃ不安です」って 不安てあって当たり前
あって当たり前とどのようにして付き合うか心得ていくのが成熟すること
いまの人は不安だから消そうとする 消えません 当たり前でしょう
折り合わないといけない あるものはしょうがない
毎日死んでいるじゃないですか 意識なくなって寝ているでしょう
目が覚めなかったらそのまま死んでる それだけのことでしょう
いつ自分がどういうふうに死ぬかわからない 人生そういうものでしょう
そういうと言い返される 「それじゃ不安です」って 不安てあって当たり前
あって当たり前とどのようにして付き合うか心得ていくのが成熟すること
いまの人は不安だから消そうとする 消えません 当たり前でしょう
折り合わないといけない あるものはしょうがない
人間の死について、養老先生は以前「仕方がないことだよ」「生きてるうちに死について
あれこれ悩むより、生きてることを大事に考えた方がいい」などと、解剖学者らしい冷静
な目でおっしゃってた記憶がある。命あるものの生死については達観されているようでも、
な目でおっしゃってた記憶がある。命あるものの生死については達観されているようでも、
長年連れ添ったまるの死は相当堪えていると思う。
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