大分県大野郡三重町 蓮城寺薬師堂 千体薬師
心も体も空っぽ 何もないんです
今日は何するかと考えるでもなく
ただ漫然と日々を過ごすだけの私
このままだと確実にボケてしまう
こころも体の自由も奪われてゆく
記憶は遠のくばかりで思い出せず
生きた証の数々も整理されないで
やがてごみと化して捨て去られる
几帳面なようでいい加減な人間の
断末魔の叫びのような哀れな末路
見たくもない地獄絵を見せられる
嫌だ 嫌だ そうならないように
私と言うひとりの人間の生き様を
尊厳のある形にしておこうと思う
こんな詩を書いていると、頽廃的と言われても仕方ない。今の自分の本音を曝け出した言葉の羅列。我が家の2階廊下には、全国行脚して撮りためた仏像写真が飾られている。足かけ2年、カミサンとハチと愛車パジェロにお布団を積み込んで、車中泊をしながら夢中になって駆けまわった仏像巡り、薄暗い本堂でみ仏の魂に吸い寄せられていくように、夢中でカメラのシャッターを切り続けた。そのみ仏たちに、「おい、どうした、しっかりせぇ」などと叱咤激励されている。刹那の感情に囚われず、過去・現在・未来に真摯に向かい合って、自分を慈しみ労わることで安寧な老後の生活を過ごすことにしよう。
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