酒には十種の長所があると言われる。百薬の長、寿命を延ばす、旅行に食あり、寒気に衣あり、推参に便あり、憂いを払う、位無くして貴人に交わる、労を助く、万人和合す、独居の友となるの十徳のことを言うそうだ。昔から、人に酒をすすめる口実や、自分が飲むときの理由づけとして使われてきた。酒に纏わる諺は他にもたくさんある。
私の好きな諺に、酒は憂いの玉箒(たまぼうき)というのがある。酒は悩み事や心配事を忘れさせてくれる美しい箒という意味である。それを口実に未だに毎日酒を嗜んでいる。 (ハチの家文学館「酒は憂いの玉箒」http://blog.goo.ne.jp/goo3595628/e/ce8d442d343e39c2f1b7f20775d5c853
カミサンを仕事先の大和まで迎えに行った。二人で久しぶりに酒を酌み交わした。私たち夫婦は、幸せだけど心配事が全くないわけでもない。だけどこの頃、その心配事もいい方向に向かっていて少しホッとしている。また、ひと月余り前急死した弟のこともあって、体の心配もないわけではない。しかし、明日の命もわからぬものを心配ばかりしても仕方がない。日日是好日である。
カミサンの友人からどぶろくをいただいた。年末になるといつもいただいているどぶろくである。美味でとても好きな酒である。どぶろくを飲むたびに親父を思い出す。少年時代、毎日のように一升瓶を自転車にぶら下げて買いに行ったどぶろくが懐かしい。22/12/6
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