横浜市戸塚区 聖母の園カトリック教会
今年も聖母の園教会のクリスマスミサに参列、昭和47年以来42回目のイヴのひとときを、敬虔な気持ちで過ごす。
ミサが始まる前に、教会に隣接した修道院におられるシスターSさんにご挨拶する。Sさんに思い切ってお年を訊ねてみた。御年85才になるという。初めて知り合ったのが41年前で、当時私が27才、Sさんは44才だったということになる。
今年私は狭心症で、聖母の園から徒歩5分の旧国立横浜病院、今の横浜医療センターで、心臓のカテーテル手術を受けた。昭和47年に亡くなった先妻が、余命1ヶ月のガン宣告を受けた病院で、当時ここ聖母の園にいらしたシスターSさんが、悲嘆に暮れた私を随分励ましてくれた。
亡き妻が洗礼を受け、死者ミサもやっていただいたこの聖母の園教会は想い出の場所で、時々訪れているが、クリスマスミサの聖夜、キャンドルの灯りに照らされた教会の中で、信者さんとともに讃美歌を唄う。オルガンの伴奏に美しい響きの歌声を聴いていると、心がとても清らかになってくる。それは仏教の声明にも共通する、何ともいえない宇宙空間を想像させる。
「聖しこの夜」に始まり、「もろびとこぞりて」で終わった今夜のクリスマスイヴ、清らかな気持ちで教会の外に出たら、オリオン座がすぐ目に入ってきた。冬の星座は都会でもくっきりと見える。ティーパーティに誘われたが、余韻に浸る間もなく、寒風を突いてバイクを走らせ帰宅した。
「ハチただ今!」
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